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1999 年度 実績報告書

二葉亭四迷の初期翻訳における言語的可能性

研究課題

研究課題/領域番号 09410114
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

谷川 恵一  国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (10171836)

研究分担者 斎藤 希史  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (80235077)
青木 稔弥  神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 教授 (00159287)
木村 崇  京都大学, 総合人間学部, 教授 (80065234)
須田 千里  京都大学, 総合人間学部, 助教授 (60216471)
ヨコタ村上 孝之  大阪大学, 言語文化学部, 助教授 (00200270)
キーワード比較文学 / ツルゲーネフ / 二葉亭四迷 / 近代日本文学 / あひゞき
研究概要

平成11年10月、および平成12年2月に、二度のワークショップを行い、主として「あひびき」を対象として、研究分担者から提出された報告を元に全員で討議しながら問題点を整理し、最終的な注釈の形式に整えていく作業をおこなった。参加できなかった分担者とは電子メールでやりとりをしながら、以下の点を確認し、提出する報告書を谷川と木村が作成した。
1,3年間の研究の成果として「あひゞき」の注釈をまとめるが、今後の「あひゞき」研究を確乎とした基盤の上に出発させるために、注釈の形式は、これまで提供されたことのないツルゲーネフ原文と訳文の対照と、同時代の用例を示すことに比重を置いた各語句の注釈に絞ったものとすること。
2,「あひゞき」を読む上で必須となるロシア農奴制の問題、および主人公アクリーナの表象が日本の従来の文学言説にもたらした影響、さらには訳文の持つ斬新なパンクチュエーションや韻律の問題など、問題が重大かつ学際的であるためなお議論の余地が残り今回の注釈に充分に盛り込めなかった諸報告については、今後もメール等を通して議論を継続して行ない、近い将来公刊する注釈に盛り込むこととする。
3,今後の作業のまとめはひきつづき谷川と木村が担当すること。
科研費による研究期間はこれで終了するが、研究分担者の研究への意欲は引き続き旺盛であり、より充実した注釈を完成させることができるものと期待される。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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