研究課題/領域番号 |
09410124
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
長縄 光夫 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (60068757)
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研究分担者 |
左近 毅 大阪市立大学, 文学部, 教授 (50042586)
澤田 和彦 埼玉大学, 教養学部, 教授 (70162542)
中村 喜和 共立女子大学, 国際文化学部, 教授 (40012356)
笠間 啓治 早稲田大学, 工学部, 教授 (20063448)
外川 継男 上智大学, 外国語学部, 教授 (10000663)
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キーワード | 白系ロシア人 / 札幌 / 函館 / 神戸 / ハルビン / ニューヨーク / ロモノーソフ記念金メダル / ピロビジャン |
研究概要 |
本研究は主として1917年のロシア革命後に日本に移り住んだ、あるいは一時期日本に滞在した亡命日本人(スラヴ人一般を含む)の文化活動の調査・研究を目的とする。平成9年に発足した本研究会も本年で3年目を終えた。本年は計6回の定例研究会を開催し、研究成果を発表し、併せて情報を交換した。主な報告としては「札幌の白系ロシア人模様-1930年代を中心に」「函館におけるロシア人模様」「在神戸亡命ロシア人社会」「戦間期のソヴィエト・ユダヤと日本-ピロビジャン・ハルビン・東京」「ニューヨークのロシア人」などがある。また、定例の研究会へは日本在住の(亡命)ロシア人あるいはその子孫の方々を毎回招き、ご一家の生活についてお話を伺い、研究の基礎資料を収集してきた。また、会員のある者たちは国際会議に出席して当会の研究成果を報告した。さらに特記すべきことは、中村会員がロシア科学アカデミーよりロモノーソフ記念金メダルを授与されたことであろう。これはわが国では湯川茂樹、朝永振一郎氏に次ぐ三人目という快挙である。本研究会の水準を示すものとして、特に報告する次第である。
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