研究課題/領域番号 |
09420004
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
栗城 壽夫 名城大学, 法学部, 教授 (10046964)
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研究分担者 |
工藤 達朗 中央大学, 法学部, 教授 (10146996)
根森 健 埼玉大学, 経済学部, 教授 (00156168)
石村 修 専修大学, 法学部, 教授 (10103409)
畑尻 剛 城西大学, 経済学部, 教授 (80172914)
戸波 江二 早稲田大学, 法学部, 教授 (00155540)
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キーワード | 環境権 / 環境政策 / 憲法 / 人間の尊厳 / 国家 / 自然 / 科学技術 / 国家目標 |
研究概要 |
環境権の憲法上の意義を理論的に再検討するとともに、環境保護政策を将来的に展望することが、本研究の主たる目的である。目的を深めるために、研究分担者が担当のテーマについて研究を進めた。 また、本年度は、とくにドイツ・フライブルグ大学・ヴァール教授を中心とするドイツ研究者と共同シンポジウムを実施した。シンポジウムは、1998年4月3〜5日の間、東京早稲田大学で行われ、日本とドイツの双方から報告者それぞれ8名を出し、共通のテーマのもとで報告を行い、参加者を含めて討論を行った。第一日目の基調報告(ドイツ側ヴァール教授、日本側塩野宏成蹊大学教授)に続いて、第二日目には「科学技術の発展と人間の尊厳」のテーマで、ドイツ側からドライアー教授(ビュルツブルク大学)、ホフマン教授(ベルリン大学)、ヘルメス講師(フランクフルト大学)、クレプファー教授(ベルリン大学)、日本側から平松毅教授(関西学院大学)、戸波江二教授(早稲田大学)、斉藤誠助教授(東京大学)が、第三日目には「科学技術の展望と環境」のテーマで、ドイツ側からシュタインベルク教授(フランクフルト大学)、ムルスヴィーク教授(フライブルク大学)、レービンダー教授(フランクフルト大学)、日本側から岩間昭道教授(千葉大学)、松本和彦助教授(大阪大学)、阿部泰隆教授(神戸大学)が、それぞれ報告と討論を行った。シンポジウムの報告および討論の結果について刊行の予定で計画が進められている(なお、その概要については、青柳幸一「『人間・科学技術・環境』日独共同研究第一回シンポジウム」ジュリスト1137号76〜79頁に紹介されている)。 その後各人が研究を進め、1999年9月6〜10日に予定されているフライブルグ大学での第二回日独共同シンポジウムの開催に向けて鋭意努力中である。
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