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1997 年度 実績報告書

日本外交におけるアジア主義

研究課題

研究課題/領域番号 09420016
研究機関学習院大学

研究代表者

坂本 多加雄  学習院大学, 法学部, 教授 (90137886)

研究分担者 山室 信一  京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (10114703)
溝部 英章  京都産業大学, 法学部, 教授 (80131283)
松田 宏一郎  立教大学, 法学部, 助教授 (50222302)
北岡 伸一  東京大学, 法学部, 教授 (80120880)
井上 寿一  学習院大学, 法学部, 教授 (40184759)
キーワード外交 / アジア
研究概要

本年度は、来年度の『日本政治学会年報 日本外交におけるアジア主義』刊行にむけて、研究分担者による研究発表・討議のための研究合宿をおこない、また各分担者による調査研究をすすめた。
現時点では、北岡伸一・井上寿一・楠精一郎・大澤博明が明治期から戦後にかけての外交史にそくして、各時代の政治家・官僚・軍人・ジャーナリストなど政治的アクターの持つアジア像とそれにともなう政策的特徴および政治過程の実際状況を分析している。たとえば、明治初期の朝鮮政策をめぐる政治過程、大正・昭和期の政党と軍部の大陸政策、戦後外交における東南アジア開発問題と冷戦構造、戦後の野党の外交政策とジャーナリズムなどについて研究を進めている。また坂本多加雄・溝部英章・山室信一・酒井哲哉・松田宏一郎が、アジア主義と日本外交との関係を思想史的側面からとらえ、幕末維新期の中国イメージ、植民地論の諸類型の整理、大東亜共栄圏の思想と知識人の政治的活動、戦後のアジア論などについて研究を進めている。また、分担者個々人が研究過程で得た知見は研究会で討論し、参加者全員が近代日本の外交とアジア問題に関する新しい理論的枠組みと実証的知見を共有するようつとめた。
来年度はさらに研究会・研究合宿により研究全体としての理論的水準や資料的情報の高度化につとめる一方各人の実際の執筆作業および論文集の編集作業にとりかかる予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 大澤 博明: "日清開戦論" 東アジア近代史学会編『日清戦争と東アジア世界の変容』下. 7-33 (1997)

  • [文献書誌] 北岡 伸一: "日本政治この一年" 中央公論. 1998.1. 38-49 (1998)

  • [文献書誌] 坂本 多加雄: "新しい福沢諭吉" 講談社, 262 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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