研究課題/領域番号 |
09430015
|
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
野田 正穂 法政大学, 経営学部, 教授 (10061029)
|
研究分担者 |
小風 秀雄 御茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (90126053)
老川 慶喜 立教大学, 経済学部, 教授 (10168841)
小川 功 滋賀大学, 経済学部, 教授 (70252377)
武知 京三 近畿大学, 商経学部, 教授 (50071460)
宇田 正 追手門学院大学, 経済学部, 教授 (60079340)
|
キーワード | 政府の鉄道政策 / 北海道・樺太の鉄道 / 鉄道の運行管理システム / 鉄道の資金調達 / 鉄道と地域社会 / 鉄道と港湾・海運 / 鉄道の国有化 |
研究概要 |
「明治期鉄道業の総合的研究」の共同研究も2年目を迎えた。したがって、今年度は資料調査とともに、研究分担者の個別研究を進めることにも配慮した。 資料調査は、研究分担者による日常的な調査のほかに、夏休みや春休みを利用して集中的な資料調査が実施された。夏休みには、北海道立文書館、北海道大学付属図書館、小樽築港事務所や函館市立図書館などの資料調査が行われた。北海道鉄道や北海道炭礦鉄道などのオリジナルな資料を収集できた。また、樺太の資料調査も実施した。春休みには富山県を中心に、高岡市立図書館、同伏木図書館で北越鉄道などの資料を収集できた。興味深かったのは、伏木港における海運と鉄道との連絡に関する諸資料である。海港連絡の実態の解明は、この共同研究の大きなテーマの一つであるが、その糸口が見出せたように思われる。 研究会は1998年4月25日、7月25日、99年3月20日の計4回開かれた。鉄道国有化をめぐる諸問題、北海道鉄道の成立、鉄道業における資金調達問題、日本鉄道の運行管理システムなどの報告がなされた。また、研究を進める上での打ち合わせは研究科の日も含めて、合計6回行われた。 末年度は、最終年度となるので、これまでの成果を踏まえ、報告書の作成に全力を注ぎたい。
|