研究分担者 |
長澤 壯之 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70202223)
堤 誉志雄 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10180027)
高木 泉 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40154744)
立澤 一哉 東北大学, 大学院・理学研究科, 講師 (80227090)
千原 浩之 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (70273068)
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研究概要 |
n(【greater than or equal】3)次元外部領域ΩのNavier-Stokes方程式の解uの時間に関する漸近挙動はL^2空間で計るとき, 【numerical formula】のとき が得られている.しかるに,この減衰指数n/4が最良であるという証明は現在までなされていない.一方,全空間R^nにおいては,対応する減衰指数は(n+2)/4で外部領域のそれよりも鋭く,かつ下からの評価によって最良であることが知られている.そこで,本研究ではまず,線形のStokes方程式ついて上記の減衰指数が最良であるかどうかを考察した.実際,υをStokes方程式の解とする.ある1<r<∞が存在して (2)【numerical formula】のとき であるための必要十分条件は, 【numerical formula】 である.ここに,Tυはストレステンソルを表し,νはΩの境界∂Ω上の単位法線ベクトルである.このことは,外部Stokes流ではL^r-ノルムに関して減衰指数n/2(1-1/rを越えることは,物理的に著しく制約を受けることを示している.
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