研究分担者 |
中神 潤一 千葉大学, 理学部, 教授 (30092076)
蔵野 正美 千葉大学, 教育学部, 教授 (70029487)
吉田 祐治 北九州大学, 経済学部, 教授 (90192426)
中井 達 九州大学, 経済学部, 教授 (20145808)
岩本 誠一 九州大学, 経済学部, 教授 (90037284)
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研究概要 |
本年の研究実績としては,昨年度に引き続き,研究集会を開催することができ,多くの実りある成果が得られたことである。研究集会のテーマは「計画数学における数理モデルとその応用」で,1998年10月8日(木),9日(金)九州大学中央図書館視聴覚ホールで行われた。11件の講演発表が行われ,多くの参加者を得た。 各分担者の協力により,それぞれの専門領域を生かした,企画運営により,それらの分担した研究テーマのいくつかをあげると, (1) ファジィ最大順序と可能性理論を用いたファジィ数に関する順序の研究 (2) ファジィ確率変数列に対するファジィ停止時刻問題の研究 (3) 動的計画法に関連した,不変埋没原理,分数計画の研究 (4) 逐次決定についてのリスク回避に対する数理的研究 などが発表され,討議が活発になされた。 これらの成果を踏まえ,さらに発展を期するために,目標として,多次元ファジィ数,いわゆるファジィ集合としての順序を考察することで,最適化問題の適用できないか,という可能性を求めている。上記に挙げた項目は,一般的な順序により,広範囲の拡張が考えられる。来年度への継続に向けて,研究交流を行い,またいままでの成果は随時研究雑誌に投稿して発表したいと思う。
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