研究課題/領域番号 |
09440089
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
井田 茂 東京工業大学, 理学部, 助教授 (60211736)
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研究分担者 |
田中 秀和 東京工業大学学, 理学部, 助手 (00282814)
榎森 啓元 東京工業大学, 理学部, 助手 (30262257)
渡辺 誠一郎 名古屋大学, 理学部, 助教授 (50230967)
大槻 圭史 山形大学, 理学部, 助手 (00250910)
中澤 清 東京工業大学, 理学部, 教授 (10025455)
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キーワード | 系外惑星系 / ガス惑星 / ガス円盤 / 木星軌道 / 惑星形成 |
研究概要 |
惑星系形成の標準理論の枠内で、形成される惑星系の姿を大きく変える可能性のあるプロセスとして次の3つが考えられる。 (a)木星軌道より内側の領域でのガス惑星の形成 (b)ガス惑星の相互重力による惑星系の軌道不安定化 (c)原子惑星系ガス円盤と惑星の重力相互作用 これらに対し、本年度は以下の成果を挙げた。 ガス捕獲開始条件の決定 固体原始惑星の質量がある限界質量に達すると、円盤から次々とガスが流入するというガス捕獲の様子を準静力学的に解析する数値コードを開発し、捕獲開始条件とその後の進化を明らかにした。 ガス円盤の影響を考慮した長時間軌道計算 小惑星軌道の長時間積分を行い、ガス円盤からの重力作用とその時間変化による軌道進化を明らかにした。 惑星の移動条件の決定 固体惑星がガス捕獲をして、その質量を大幅に増大させると、惑星重力がガス円盤に影響を与える一方、その反作用により惑星の動経方向の移動が起こる。惑星の移動条件を様々なガス円盤モデルのもとで知るため、非線型流体シミュレーション・コードを開発した。
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