研究課題
一般相対論及び膨張宇宙論を中心とし、その周辺領域である数理物理学、高エネルギー宇宙線や銀河形成などの分野も含めた広範な分野の、国内外の研究者の間の研究連絡を行った。まず、平成10年4月に開催された、国際研究集会、第49回山田コンファレンス「ブラックホールと高エネルギー天体物理学」を開催した。この研究会は外国からの招待講演者30名を含む、全体で140名ほどの大掛かりなものとなり、当該研究課題に関する最新の成果が披露されたとともに、活発な議論を通じて理解を深めることができた。この会議を開催するにあたっての補助、特に収録作成に費用が費やされた。なかでも、収録の原稿を印刷するためのプリンターを購入し、またその整理のためにパソコンを購入した。さらには、平成11年11月には当該研究課題に関する国内研究集会「天体核研究会(一般相対論と宇宙論の展望)」を開催し、分担者を含む30名ほどの参加者を得て、活発な討論を展開することができt。そのための旅費を支出した。また、分担者の多くは国際会議に出席し、その成果を発表した。例えば、杉山は8月に「MPA/ESOCosmology Conference:Evolution of Large-Scale Structure」 (ドイツ)において、招待講演を行った。また、中尾は2月に「South African Relativistic Cosmology Conference」 (南ア)において研究成果発表を行った。
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