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1998 年度 実績報告書

大気ガンマ線の観測による大気・ニュートリノ・フラックスの絶対強度の決定

研究課題

研究課題/領域番号 09440110
研究機関芝浦工業大学

研究代表者

笠原 克昌  芝浦工業大学, システム工学部, 教授 (00013425)

研究分担者 田中 直彦  芝浦工業大学, システム工学部, 専任講師 (10255648)
渡部 英二  芝浦工業大学, システム工学部, 助手 (40191746)
吉田 賢二  神奈川大学, 工学部, 助手 (90260984)
田村 忠久  神奈川大学, 工学部, 助手 (90271361)
鳥居 祥二  神奈川大学, 工学部, 助教授 (90167536)
キーワード大気ニュートリノ / ニュートリノ振動 / シンチレーティング・ファイバー / 大気ガンマ線 / 宇宙線 / 大気電子 / 神岡実験 / ミューオンニュートリノ欠損
研究概要

1 宇宙電子観測のために開発中のシンチレーティング・ファイバーを用いた観測装置を,ガンマ線観測が可能なようにトリガーシステムを昨年度後半に改良した.具体的にはこれまでのトリガーモードに加え,低エネルギーガンマ線(>500 MeV)がトリガーにかかるような,モードを加えた。このために電子回路系を一新した.ガンマ線と電子線の両者をモードの変更なくトリガーできるマルチトリガーを可能とした.
2 この改良をテストし、性能を調べるとともに大気ニュートリノの更正の実験としても意味のある高度である東京大学宇宙線研究所(乗鞍岳2780m)で8月下旬から9月半ばの約3週間に渡って観測実験を行った.
3 この観測の速報は秋の物理学会で発表した.また,春の広島大学での物理学会でも更にデータ解析を進めて発表する.
4 CERNにおけるキャリブレーション実験の結果の討論,大気ニュートリノ関連の議論のため,2回笠原をCERNに派遣した.
5 昨年度購入したワークステーションで大気中の宇宙線伝播のシミュレーションをを行いモンテカルロ・データの解析を続行中である.
6 乗鞍岳での観測データを元に,平成11年度に予定している加速器での更正実験及びバルーン高度での本実験観測に向けての改良点を明らかにし,改良の準備をしている.

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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