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1997 年度 実績報告書

マウス形態形成突然変異遺伝子のポジショナル・クローニング

研究課題

研究課題/領域番号 09440257
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

城石 俊彦  国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 助教授 (90171058)

研究分担者 小出 剛  国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 助手 (20221955)
キーワード形態形成 / マウス / 突然変異 / 連鎖解析 / 遺伝的地図 / 物理的地図 / ポジショナルクローニング
研究概要

今年度は、四肢形態形成異常を示すRim4とHx、中軸系の発生異常を示すTsの三つの突然変異の原因遺伝子のポジショナルクローニングのため、遺伝的地図と物理的地図を作製した。具体的には、これらの突然変異系統を実験用近交系マウス系統とマイクロサテライト座位において大きな遺伝的多型を示す日本産野生マウス系統由来のMSM系統に交配しF1個体を作製した。これにC57BL/6JあるいはC57BL/10J系統のマウスを交配して、連鎖解析用の戻し交配マウス個体を作製し、マイクロサテライト座を指標とした遺伝子地図を作製した。さらに、突然変異遺伝子と連鎖するマイクロサテライトマーカーを指標としてYAC,BACライブラリーをスクリーニングしマーカー陽性のクローンを選択し、各クローンの端末のDNA断片をサブクローニングして、それらを指標にして新たなYAC,BACクローンを選択した。以降、同様な操作により各クローンを連結し、染色体ウォーキング法により突然変異遺伝子近傍のYAC,BAC Contigを作製して遺伝子地図を作製した。遺伝的地図から得られた組み換え切断点の位置を基にして物理的地図上に突然変異遺伝子の存在する領域を限定した。以上の研究の結果、HxとTsについては、物理的地図が完成し、各々一つのYACクローンと四つのBACクローンでカバーされるDNA断片中に変異の原因遺伝子が存在することが分かった。また、Rim4についても3カ所のギャップはあるものの原因遺伝子近傍の物理的地図の作製が進行中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ishijima,J.: "Dominant Lethality of the mouse skeletal mutation Tail-short(Ts)is determined by the Ts allele from mating partners." Genomics. (in press).

  • [文献書誌] Tanaka,Y.: "Abnormal skeletal patterning in embryos lacking a single Cbp alleleL A partial similarity with Rubinstein-Tabybi syndrome." Prac.Natl.Acad.Sci.USA. 94. 10215-10220 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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