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1998 年度 実績報告書

金属期複合材料における微小疲労き裂の発生と伝ばのメゾメカニックス的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09450047
研究機関名古屋大学

研究代表者

田中 啓介  名古屋大学, 工学研究科, 教授 (80026244)

研究分担者 田中 拓  名古屋大学, 工学研究科, 助手 (80236629)
秋庭 義明  名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (00212431)
キーワード金属基複合材料 / 疲労 / き裂伝ば / 破壊力学 / 残留応力 / メゾメカニックス / き裂閉口
研究概要

1. 微小き裂の下限界近傍の進展を,離散転位のき裂先端からの放出と運動からモデル化を行い,き裂進展下限界条件を求めた.
2. 連続分布転位論を基礎として,疲労き裂の伝ぱに及ぼす材料微視構造の影響を検討するとともに,き裂閉口が伝ぱ挙動および疲労寿命におよぼす影響を明らかにするとともに,それらを予測する手法を開発した.
3. 粒子分散アルミニウム合金の平滑材の疲労限度,き裂材の進展下限界に及ぼす影響を,材料の引張強度との関係より検討し,粒子強化の機構を明らかにするとともに,設計に対する指針を与えた.
4. 高分解能走査型電子顕微鏡に反射電子検出器を装備することにより,材料表面の凹凸の状態を検出することが可能となり,き裂と粒子の相互作用を詳細に検討することによって,粒子のき裂発生と進展に及ぼす影響を抽出した.

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 田中啓介: "ミクロ応力とマイクロ応力" 材料. 47・12. 1301-1307 (1998)

  • [文献書誌] Keisuke Tanaka: "Mechanics of Small Fatigue Crack Propagation" Proc.Inter.Conf.Small Fatigue Cracks. (発表予定). (1998)

  • [文献書誌] Keisuke Tanaka: "Fatigue Thresholds of Discontinuously Reinforced Aluminum Alloys" Inter.Conf.Fatigue '99. (発表予定). (1999)

  • [文献書誌] 秋庭 義明: "疲労き裂伝ばシミュレーションによる微視組織的微小き裂伝ば解析" 日本機械学会第48期総会講演会論文集. 53-54 (1999)

  • [文献書誌] Yoshiaki Akiniwa: "Initiation and Propagation Behavior of Fatigue Cracks in SiC Particulate Reinforced Aluminum Alloy" Asian Pacific Conf.Fracture and Strength '99. (発表予定). (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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