研究課題/領域番号 |
09450115
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
山田 英二 長崎大学, 工学部, 教授 (00039661)
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研究分担者 |
阿部 貴志 長崎大学, 工学部, 助手 (30222649)
泉 勝弘 長崎大学, 工学部, 助手 (50128154)
樋口 剛 長崎大学, 工学部, 助教授 (50156577)
辻 峰男 長崎大学, 工学部, 助教授 (80145218)
小山 純 長崎大学, 工学部, 教授 (00037920)
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キーワード | 粘着力制御 / 高速電車 / インバータ |
研究概要 |
3年計画の初年度であるから、「インバータ駆動高速電車の粘着制御に関する研究」の基礎研究と2年度以降の研究準備を行った。 (1)九州大学大型計算機センターの科学技術文献データベースINSPEC-B,C(イギリス電気学会の電気工学、電子工学、制御工学、情報工学等の文献情報)を使用して、インバータによって駆動された高速電車の粘着制御に関する文献を調査し、関係論文34編を収集した。また、九州大学大学院や、九州工業大学工学部において、国際会議のプロシィーディングを中心に論文の調査を行い、収集した。 (2)高速電車の粘着力を制御するためには、高速電車の運転状況を正確に記述する運動方程式を作成する必要がある。そこで、運動方程式を誘導し、種々の制御法について解析した。 (3)粘着力は非線形で、しかも電車の運転状況や自然環境によって大幅に変化する。そこで、シュミレータを作成し、いろいろな運転状況を再現しながら最適の制御法を考案している。 (4)シミュレータの駆動用インバータは、IGBT(PM75RHA060)を用いて構成した。また、シミュレータ用のPI制御系は、高速演算素子DSPボード(DSP/C44)やIC(AD7870JN)で構成した。 (5)シュミレータの制御ソフトは、新たに購入したワークステーション(日本電算機JU1/140)を用いて、C言語やアセンブラで開発した。 (6)研究の成果として、電気学会論文誌に1編,日本AEM学会誌に1編,国際会議のプロ-ティングに4編を発表した。(次頁参照)。
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