研究課題/領域番号 |
09450135
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
中島 康治 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (60125622)
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研究分担者 |
水柿 義直 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (30280887)
佐藤 茂雄 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (10282013)
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キーワード | 集積回路 / ニューラルネットワーク / 時系列情報 / 層状回路 / カオス集積回路 |
研究概要 |
ニューロベースダイナミックメモリの完全な動作解明とその応用方法の確立、構成方法と学習能力の解明、さらに実時間処理を目指した集積回路化などを目的として以下の研究を行った。 1).任意のリミットサイクルの連続モデルへの埋め込みと共存の可能性を、開発した学習方法により解析し、リミットサイクルに対する回路の記憶容量を解析した。それを実現できる集積回路の検討を合わせて行っている。2).サイクリックではない時系列遷移パターンの埋め込みと共存の可能性を同様に開発した学習方法により解析、また非単調ニューロンの使用も検討している。1)と2)の結果はH10年春の学会で報告予定である。3).製作した集積化SDAMを実測し線形化動作を評価して、ニューロベースダイナミックメモリ設計製作のための基本デバイスとしての各種特性データを詳細に測定値より獲得、設計用データベースの整備を図った。4).各種神経回路への適用を考慮し、カオスノイズを発生する集積回路を製作し、その特性を測定評価して、ニューロチップとの結合を検討中である。この結果は昨年12月国際会議で発表した。5)製作した時系列パターンを発生できる小規模なニューロチップを測定し、その解析を数値実験と比較して行い、より大規模な回路設計方法の確立を行った。この結果はH10年春の国際会議で発表の予定である。また合わせて層状構造の回路について新しい発見があり、国際会議で発表の予定であると共に回路設計に関する特許の申請手続きを進めている最中である。6).現在、上記1)と2)の検討と3)と4)と5)のデータに基づき集積回路全体設計を行い、それに基づき集積回路製作工程リストを作り上げ、集積回路製作用マスクパターンを現有の計算機システムとCADソフトを用いて構成するための準備作業を行っている。
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