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1998 年度 実績報告書

光断層像測定の高分解化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09450170
研究機関神戸大学

研究代表者

吉村 武晃  神戸大学, 工学部, 助教授 (70031127)

研究分担者 中川 清  神戸大学, 工学部, 助手 (50198032)
峯本 工  神戸大学, 工学部, 教授 (60031093)
キーワードトモグラフィ / 近赤外光 / 3次元同時測定 / 光周波数変調 / 生体計測 / 強散乱物質 / 半導体レーザ / 高分解
研究概要

反射型測定法には、低コヒーレンス干渉法と光周波数変調法とがあるが、これら2つの方法を開発研究した。
1. 低コヒーレンス干渉法干渉計を干渉顕微鏡に組み入れ、光学システムの不安定性を改善し、以下の成果をえた。
(1) 距離分解能は約0.5〜1.0μmである。この分解能は計算機により、デコンボリューション法を適用することにより、約1桁改善できることが分かった。
(2) 検出器に2次元センサのカメラを用いることにより、ある指定された特定の深さの断層像を直接得ることができた。
(3) 生体として植物のタマネギを測定し、細胞を断層画像として得られ、細胞の立体構造を測定できることが分かった。
2. 光周波数変調干渉法光周波数変調方式の断層測定装置を開発し、以下の成果をえた。
(1) 高帯域波長可変レーザ光源を開発した。モードホップ効果を抑制して、約10THz線形に走査できるようにした。
(2) 光周波数の走査と同期して、干渉信号をカメラで検出する装置を開発した。またその干渉信号を時系列的に512フレームを記録し、各画素ごとにフーリエ変換する装置を開発した。
(4) 測定結果から、約45μmの深さ分解能で、断層画像が256枚同時に得られることが分かった。
(5) 生体試料として鶏肉を通して観察し、約1mmの厚さならば十分断層像が得られることが分かった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 平塚哉: "Simul taneous measurements of 3-D reflectirity distributins in scattering nedia based on OFDR" Opt.Lett.23,18. 1420-1422 (1998)

  • [文献書誌] 吉村武晃: "Optical coherence tomograply in scattering medea using a continuous wave tanable laser dicde" Proc.of SPIE. 3479. 207-214 (1998)

  • [文献書誌] 吉村武晃: "光散乱トモグラフィ" 精密工学会誌. 64,9. 1274-1278 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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