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1999 年度 実績報告書

傾斜地の気象特性とその活性に関する研究(環境共生・住宅の計画・設計から)

研究課題

研究課題/領域番号 09450217
研究機関大阪大学

研究代表者

水野 稔  大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30029269)

研究分担者 下田 吉之  大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20226278)
大西 潤治  大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (50089877)
中村 安弘  山口大学, 工学部, 教授 (20029268)
キーワード丘陵地 / 気候資源 / 環境共生住宅 / 冷気流 / 環境知覚 / 情報化 / 情報活用システム / 屋外温熱環境
研究概要

1.斜面冷気流再現モデルの開発
前年度までの、夜間の斜面地帯で発生する冷気流に関する実測調査で得られた知見を基にして、自然対流を考慮した斜面冷気流の再現モデルを開発した。その結果、冷気温や流速の再現性が確認され、上空温度や斜面形状、土地利用から発生する冷気流の特性を予測することが可能となった。
2.住民の環境知覚と環境資源の活用状況に関する検討
前年度に引き続き、屋外熱環境が居住者の環境知覚や生活面に対する影響の把握を目的としてアンケート調査を行った。その結果、丘陵地域と市街地域間のマクロスケールにおける地域差に加え、500m程度の地区・街区スケールにおいても居住者の環境知覚やエネルギー消費量に違いが認められた。一方で、同じ地区・街区内においても居住者意識・資源活用状況は様々であり、熱環境情報の提供によるさらなる気候調和型生活の可能性を有することが示された。
3.都市・建築計画への適用を目的とした気候情報活用システムの検討
自治体や開発者に対して気候環境資源に関する意識調査を行うことによって、現状の都市計面や建築計画における気候環境資源活用上の問題点を抽出した。それらの課題を踏まえ、情報作成・管理など運営上の実情を念頭に置いた気候情報活用システムの提案を行った。
4.気象データの情報化と情報システムの在り方に関する検討
前年度までに得られた気温分布や風環境に関する実測調査結果を基にして、計画者や居住者がより気候に対する理解や興味を持ちやすい形態の気象2次図面を作成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鳴海大典、水野稔、中村安弘: "複雑な地形を有する丘陵地域における屋外気温分布の成因"日本建築学会計画系論文集. No.527. 77-84 (200)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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