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1997 年度 実績報告書

側壁音源による超音速翼列フラッタの抑止に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09450371
研究機関九州大学

研究代表者

利光 和彦  九州大学, 工学部, 助手 (10180150)

研究分担者 猪口 雄三  九州大学, 工学部, 助手 (30274509)
山崎 伸彦  九州大学, 工学部, 助教授 (70166635)
難波 昌伸  九州大学, 工学部, 教授 (50037735)
キーワードフラッタ / 翼列 / PIV / 音波 / 能動制御
研究概要

実験
既存のブロ-ダウン型風洞を全面的に改造し、測定断面140×140mmでPIVテストセクションとフラッタテストセクションの2セクションを有する風洞を作成した。PIVセクションは測定窓(BK7光学窓ガラス),CCDカメラ用観測窓,翼支持窓枠を有する。一方、フラッタセクションは、翼支持窓枠,アクチュエータ部窓枠,観測窓を有する。風洞性能試験によって、上記2セクションで、ほぼ全測定断面において一様風速(100m/s〜200m/s)を得ることができることを確認した。本風洞の持続時間は約1分である。さらに、翼弦長50mm,翼幅140mm,板厚1mmのアルミ翼を作成し、固有振動数を調べた。曲げおよびねじりの固有振動数はそれぞれ38,225Hzである。フラッタ発生試験では、この翼をフラッタセクションに片持ち固定支持し、約100m/s,130Hzの1次曲げねじり連成フラッタの発生に成功した。また、PIV用のYAGレーザーを購入・シート光学系を作成しPIV測定のための光源部が完成した。
理論計算
既存のワークステーションを用いて、自作の線形3次元非定常空気力解析プログラムにより上記実験に対応する翼に対する非定常空気力計算データを蓄積した。さらに、非定常3次元振動翼のフラッタ限界を計算するプログラムを作成し、前述のデータよりフラッタ限界を理論的に予測した。実験翼のフラッタ限界理論計算予測値は118m/s,160Hzである。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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