研究課題/領域番号 |
09450384
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
江崎 哲郎 九州大学, 工学研究科, 教授 (40038609)
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研究分担者 |
三谷 泰浩 九州大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20301343)
青木 一男 工業技術院, 資源環境技術・総合研究所岩盤工学研究室, 室長(研究員)
井村 秀文 九州大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20203333)
鹿田 光一 九州東海大学, 工学部, 助教授 (50243902)
蒋 宇静 長崎大学, 工学部, 助教授 (50253498)
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キーワード | リサイクリング / 地盤環境 / 土地利用 / 跡地利用 / 水資源開発 / 揚水発電 / 地域振興 / 環境保全 |
研究概要 |
本研究は、まず、鉱山立地地域に蓄積されたポテンシャルを埋没させずに活用することおよび自然環境が保全される良好な土地利用が継続されることを念頭におき、事業の採算性以外の環境コストや、総合的、長期的な視点から地域内の経済コストを積極的に考慮して、種々のプロジェクトを再検討した。そして、環境の価値を具体的に評価して地域全体として付加価値の高い複合連携プロジェクトをめざす新しい産業技術のあり方を模索し、その成立性を検討する。すなわち、資源開発が展開された後の厳しい条件下における地盤、地下水などに関する工学的技術、環境および経済性評価技術および事業を推進させるための戦略的な政策手段を組合わせた総合的研究を行って、地域の真の活性化、自然環境の保全、望ましい社会環境の創出のためにプロジェクトを組合わせる新しい方法について検討した。 実際にケーススタディとして、(1)生産を縮小している炭鉱と、水資源開発、揚水発電の複合連携プロジェクト、(2)硬山の開発利用と埋立土地造成事業の複合連携プロジェクト、(3)露天掘鉱山と跡地の計画的造成、をとりあげた。その際に、(1)開発プロジェクトの採算性、(2)環境価値の具体的評価とそれを内部化、(3)プロジェクトの外部に及ぼす環境負荷について定量化などを検討した。 また、事業促進のための方策について検討した。
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