研究分担者 |
山岸 主門 島根大学, 生物資源科学部, 助手 (00284026)
浅尾 俊樹 島根大学, 生物資源科学部, 助教授 (30252901)
植田 尚文 島根大学, 生物資源科学部, 教授 (70032571)
藤本 順子 島根農試, 園芸部果樹科, 主任研究員
小豆沢 斉 島根農試, 専門技術員
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研究概要 |
1)地域適応性について・・・・・○島根県におけるタイプ,品種の導入状況:総栽培面積は,8市町村で4.85ha(ハイブッシュ・24品種・4.11ha,ラビットアイ・9品種・0.74ha)であった.○樹体の生育,果実の生育・収量について:ラビットアイが生育,収量,品質からみて当地域への栽培適性がある。 2)適性土壌の解明:○栽培土壌は,黒ボク土,砂質土が適していた.粘質土では,PH値を適性に保てば栽培可能な品種もあった.○新梢先端葉黄化の原因解明:黄化は,高PH区で多かった.症状の発生した葉のマンガン含有量,栽培土壌の交換性マンガン含量が低かった. 3)樹形仕立て法の改善について・・・・・○剪定法・仕立て法の手摘み収穫作業への影響-特に作業姿勢に注目して-:剪定によって,低位置及び樹間内部への着果を制限し,主軸枝を3本に仕立てることは,着果位置,葉の繁茂程度,収量のバランスがとれ,作業能率が高く,作業者への負担が少ない姿勢(立位,膝立ち)で収穫が行えることが判明した. 4)機械化収穫法の確立・・・・・○振動収穫に関する研究-加振位置の検討-:果実の振るい落とし収穫は,振動を一律に同じ位置で与えるのではなく,着果状況により適宜位置を変えるのが好ましい.その場合,振動の大きさは全振幅30mm×振動数9.0Hzが適当である.この方法による振動収穫は,未熟果の落下を極力少なくし,適熟果が効率良く振るい落とされることが判明した.
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