研究概要 |
1。オオムギ,エンドウ,ホウレンソウの葉緑体破砕液をコムギの場合と同様にインキコベートした場合は、いずれの場合もRubisco大サブユニットの分解が認められた。フラグメクトのサイズや,その出現速度には種間差が認められた。 2。DCMU添加によって葉緑体破壊液における光照射下でのRubisco分解は完全に抑制された。一方MV添加の場合は、部分的な抑制となった。 3。コムギのインタクト葉緑体の場合,KCN,NaN_3のいずれかの添加によりRubisco分解が光照射下で誘発された。添加しない場合は、全く分解がみられなかった。 4。コムギの37KDaフラグメントについてはRubisco大サブユニットのN末端から328番目のセリンがC末端アミノ酸として同定された。また16KDaフラグメントについては、N末端アミノ酸が330番目のスレオニンと同定された。
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