研究課題/領域番号 |
09460068
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
熊谷 洋一 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50012042)
|
研究分担者 |
小野 良平 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (40272439)
斎藤 馨 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70215531)
下村 彰男 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (20187488)
|
キーワード | 森林景観 / 景観管理 / 森林画像 / シミュレーション / 視覚心理学 / 森林らしさ |
研究概要 |
森林景観(フォレストスケープ)への関心が高まっている。その背景には、都市住民を中心に森林が新たな保健休養資源として注目されてきたこと、そして長い間、森林管理を担ってきた林業の低迷から森林管理の新たな仕組みや規範の可能性として保健休養の側面に期待が寄せられていることがあげられる。 こうした認識のもとに、本研究はCGによる森林景観シミュレーションモデル画像を用いた視覚心理学実験を通して、樹木密度や傾斜、視距離等に起因する森林景観の変化や、認知、評価の差異など、基礎的知見を明らかにすることと、CG、写真・ビデオ、模型による森林景観の再現性を比較検討し、森林景観管理のための情報提供ツールとして、CGが有する特質を明確に整理し、現状の技術レベルでの森林景観管理ツールとしての可能性を検討するの2点を目的とした。 今年度は、備品購入したコンピューター(Power Macintosh 8600/250)を用いて、リアリティの高い森林景観シュミレーション画像を合成するためのシステム構築し、樹木密度、傾斜、距離、樹木配置パターンを変化させた森林画像を作成した。また、各地の森林景観の写真およびビデオによる撮影を行いデジタル画像として入力すると同時に、その森林景観が形成された背景として地域情報を対応させるシステムの構築を行った。 そしてやはり備品購入した液晶プロジェクター(EPSON EPL-5000)を用いて、映像として提示し、森林らしさ、自然らしさ、好ましさ、地域らしさに関する検討を行った。
|