研究分担者 |
瀧野 真次郎 京都大学, 木質科学研究所, 助手 (90115874)
小松 幸平 京都大学, 木質科学研究所, 助教授 (20283674)
永富 辨 ニチハ株式会社, 開発研究所, 第一部長
畑 俊充 京都大学, 木質科学研究所, 助手 (10243099)
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研究概要 |
本年度の当該研究で得られた主な成果は以下の通りである。1) 適当な水和促進剤を添加し、ホットプレス法を適用した竹セメンボードの迅速成形技術の開発を試み、ホットプレス法と加熱養生法という比較的簡便な装置、手法によって、優れた材質をもつ竹セメントボードを短時間で成形、製造することに成功した。 2) セメント-オイルパームの粉末混合系の水和反応熱を測定し、適合係数を算出して、これらのセメント硬化阻害性を明らかにした。これを改善するために、塩化マグネシウムの水和促進剤としての添加効果を実証した。 3) 従来法(コールドプレス)によってオイルパームセメントボードを製造し、その材質を調べて、水和促進剤の効果を確かめた。 4) 木質パネルおよび木質セメントボードの耐火性能の評価を行い、その特性を評価する。 5) 超臨界二酸化炭素養生による新しい高性能木質セメントボードの迅速製造法を開発した。これらの一連の研究成果は、木材学会誌、ならびに6th InternationalInorganic Bonded W00d&Fiber Composite Materials Conf.,27-30 Sep.,1998,Moscow,USA,4th Pacflc Rin Bio-based Composites Syymposium,2-5,Nov,1998,Bogor,Indonesia,および2nd International Wood Science Seminar,6-7,Nov.,1998,Serpong,Indonesiaに発表した。
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