研究課題/領域番号 |
09460100
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
稲本 志良 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80026468)
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研究分担者 |
野田 公夫 京都大学, 大学院・農学研究科, 教授 (30156202)
横川 洋 九州大学, 農学部, 教授 (30007786)
佐々木 市夫 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (70125384)
伊庭 治彦 京都大学, 大学院・農学研究科, 助手 (70303873)
小田 滋晃 京都大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (70169308)
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キーワード | 農業経営の外部化 / 経営形態論 / コントラクター / ファームサービス / 産業組織論 / 営農指導 / 農業経営の発展 / サービス経済論 |
研究概要 |
1)本年度は本調査研究の最終年度に当たり、初年度及び昨年度の調査結果と収集資料の整理・分析を取りまとめに向けて行なった。それを踏まえつつ本研究の問題意識、研究課題及び研究方法に関する意見交換を研究組織全体による国内研究会を行い、非通認識を十分に確立し、詳細な最終取りまとめ計画を確認した。本年度は、全員による研究会を中心にして行い、併せて、昨年度の予備的作業の結果を踏まえ、本格的な実証的研究を行なった。 2)特に、全員による研究会は、研究代表者(稲本)が提示する本研究の目的、方法、分担課題の再確認、研究分担者全員の共通認識の再確認を行いつつ、次に示す分担によって、理論的研究を推進して相互の徹底した議論を行ない、課題に接近した。(1)ファームサービス事業の産業組織議論・サービス経済論・経営形態論的研究[稲本]、(2)農業経営の外部化、ファームサービス事業に関する歴史・構造論的研究[野田(歴史)]、(3)市町村公社によるファームサービス事業に関する研究[石田]、(4)民間企業によるファームサービス事業に関する研究[永木]、(5)農業経営の外部化、ファームサービス事業体に関する会計理論的研究[松田(会計理論一般)、横溝(大家畜会計論)、新井(中小家畜会計論)、小田(経営情報論)]、(6)生産作業サービス事業に関する実証的研究[黒河(耕種農業)、伊庭]、(7)販売作業サービス事業に関する実証研究[大泉(米)、浅見(畜産物)、桂(園芸農産物)]、(8)労働派遣サービス事業に関する実証的研究[佐々木]、(9)コントラクターによるファームサービスに関する実証的研究[香川]、(10)農協営農指導事業によるファームサービスに関する理論的、実証的研究[小池]、(11)環境保全型農業の技術開発・改良サービス農業に関する実証的研究[加賀爪、横川] 3)補足調査・ヒアリングの終了を受けて、調査結果と収集資料の整理・分析を行なう。その結果を前提に研究組織全体による最終取りまとめに向けた国内研究会を行い課題に接近した。 4)また、本年度の本格的な実証的研究のための現地調査、統計資料の収集・整理を各役割分担に合わせて行なった。 5)従って、本年度の研究会経費はその大半が研究旅費、現地調査の国内旅費、収集資料の整理のための謝金に当てられた。
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