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1997 年度 実績報告書

脊椎動物虹彩の組織特異性について

研究課題

研究課題/領域番号 09470003
研究機関東京大学

研究代表者

廣澤 一成  東京大学, 医科学研究所, 教授 (30009980)

研究分担者 相良 洋  東京大学, 医科学研究所, 助手 (50145041)
キーワード虹彩 / 単クローン抗体 / 色素細胞
研究概要

ニワトリ眼球より虹彩、およびその周辺組織を剥離し、ホモゲナイズ後アジュバントと混合してエマルジョンを作成し、マウス腹腔中に投与した。一定期間後に免疫マウスの脾細胞を分離し、ミエローマ細胞と融合させて培養系に移し、抗体産生能の強い系から限界希釈法により単クローン抗体産生細胞を分離した。現在までに分離された単クローン抗体は以下のような組織染色体を示すものである。
1.虹彩、毛様体および網膜の色素上皮細胞のすべての細胞質を微細な顆粒状に染めるもの。
2.虹彩色素上皮細胞および毛様体の非色素上皮細胞の細胞表面膜、網膜色素上皮細胞の基底部、水晶体上皮細胞の細胞表面膜を染めるもの。
3.毛様体色素上皮細胞の細胞質を粗な顆粒状に染め、かつ、網膜内の、外網状層に反応が認められるもの。
4.毛様体非色素上皮細胞の細胞表面、Mullar細胞と思われる細胞、および、角膜内皮細胞を染めるもの。
5.虹彩の前眼房側表面および隅角部に存在する繊維芽細胞様の細胞、および硝子体腔内に存在する細胞を染めるもの。
これらのうち、本研究課題にふさわしいものを選択し、更に詳しい解析を進める予定である。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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