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1999 年度 実績報告書

大規模コホート研究における食品頻度調査の精度評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09470106
研究機関東北大学

研究代表者

久道 茂  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10142928)

研究分担者 伊藤 宜則  藤田保健衛生大学, 衛生学部, 教授 (50087665)
中塚 晴夫  宮城大学, 看護学部, 教授 (70164225)
辻 一郎  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (20171994)
渡辺 孝男  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (20004608)
キーワード食品摂取頻度 / コホート研究 / 妥当性 / カロテノイド
研究概要

宮城県2町の住民120名(男女各60名)を対象に実施した食事調査のデータを用いて、大規模コホートで用いた食事摂取頻度調査票の精度を評価した。具体的には、本研究の12日間食事記録の結果から食事摂取頻度調査票の37食品項目に一回当り摂取量および栄養素成分値を割り当てた後、食事摂取頻度調査票から各個人の栄養素摂取量を計算し、12日間食事記録の計算結果との比較を行うことにより実施した。その結果、食事摂取頻度調査による栄養素摂取量と12日間食事記録による栄養素摂取量の相関は0.2から0.5程度であり、特にカルシウムで高い相関を示した。また同様に血清カロチン濃度をgold standardとしてカロチン摂取量に関する精度評価を実施したところ、相関係数は食事記録法から計算されたカロチン摂取量をgold standardに用いた場合に比べ低値を示した。以上の結果に基づき、食事摂取頻度調査から得た栄養素摂取量から、対象者を各栄養素について摂取量の少ない群から摂取量の多い群に5分位し、各群について12日間食事記録から算出した栄養素摂取量の平均を比較したところ、各栄養素についておおむね低摂取量群から高摂取量群にかけ平均値が上昇する傾向を認めた。以上から、本研究にて精度評価を実施した食事摂取頻度調査票は多くの栄養素で、低摂取量群と高摂取量群を区分することが可能であり、本食事摂取頻度調査票を用いたコホートにて栄養素摂取量と疾病罹患および死亡との関連を検討することが可能であると考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ogawa K. et al.: "Inter-and intra-individual variation of food and nutrient consumption in a rural Japanese population"European Journal of Clinical Nutrition. 52. 781-785 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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