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1997 年度 実績報告書

事業所健診成績の有効利用による脳・心血管事故の第一次予防-データベース作成とコホート内症例対照研究-

研究課題

研究課題/領域番号 09470112
研究種目

基盤研究(B)

研究機関名古屋大学

研究代表者

豊嶋 英明  名古屋大学, 医学部, 教授 (10023657)

研究分担者 島 正吾  藤田保健衛生大学, 学長 (40084511)
外山 淳治  名古屋大学, 環境医学研究所, 教授 (20023658)
川村 孝  名古屋大学, 医学部, 助教授 (10252230)
近藤 高明  名古屋大学, 医学部, 講師 (00195900)
榊原 久孝  名古屋大学, 医学部, 助教授 (80153873)
キーワード生活習慣アンケート / 脳・心事故 / コホート / 血液標本 / 健診成績 / データベース
研究概要

愛知県内の3つの職域集団(A集団,B集団,C集団)に属す40歳以上の男性勤労者(A集団については男女両者)を調査研究対象とした。対象者数はA集団:約8,000人、BとC集団:各々約3,000人である。A, B集団については、1997年秋期の各職場における定期健康診断の実施時に、生活習慣アンケートへの回答、血清または血液の提供、および健診成績の提供について、informed consentを得た上で、対象者からこれらデータを収集した。同意に基づくデータの提供を受けた対象者は約9,000人であり、これらを今後、脳、心血管疾患の発生症例群と対照群を得るための追跡対象とするコホートとして設定した。なお、C集団は、健康者からのデータ提供に関する企業の同意が得られなかったため、脳・心事故の発生率のみを知るためのコホートと位置付けた。コホート調査開始時点における、脳・心事故発症に関連する生活習慣要因を把握するため、勤務内容、日常生活、運動習慣、ストレスや生きがい、食習慣、家族歴、既往歴、飲酒・喫煙習慣に関する約50項目よりなる自記式アンケートを作成し、健診前に対象者に配布した。回答されたアンケートは健診会場で回収し、その後コンピューターへの入力を終えたが、現在、矛盾回答など細部の点検と再入力作業を行っている。健診会場で採血された血液標本は、各対象者につき2mlづつ、教室内のディープフリーザ-内へ-80℃で保管してある。一般健診項目の生化学的分析結果は入力を終え、レコードリンケージなどデータベース化の作業に取りかかりつつある。脳・心事故の新規発生を把握するための調査用紙を作成して、各企業の産業医への配布を終え、今後の症例把握調査に備えた。来年度は発症者の登録を継続するとともに、入力データの点検、整理とデータベース化を完了し、横断的な解析を行ってコホートのベースラインの特徴を明らかにする。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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