研究課題/領域番号 |
09470127
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
塩澤 俊一 神戸大学, 医学部, 教授 (40154166)
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研究分担者 |
後神 秀基 神戸大学, 医学部, 助手 (80170447)
塚本 康夫 神戸大学, 医学部, 助教授 (30031149)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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キーワード | 慢性関節リウマチ / マイクロサテライトマーカー / 遺伝素因 / 疾患遺伝子 / 同胞対検索法 |
研究概要 |
慢性関節リウマチ(RA)の発症には、環境と遺伝の二つの要因が関与する。前者には、免疫応答系の中心であるT細胞と、関節破壊に直接関与する滑膜間葉系細胞の二つが重要である。私どもは慢性関節リウマチの関節破壊にc-fos遺伝子の過剰発現が、パンヌス形成などを通じて重要な役割を演じることを示して来たが、抗原特異的T細胞にc-fos遺伝子が過剰発現すると、T細胞はc-fos遺伝子の高発現下にアネルギーになり難く応答が亢進し、細胞周期の4C(G2/M)へと移行して腫瘍にも似た異常な細胞周期を営み、p21が低下し、かつWeelキナーゼが亢進し、このため過剰のDNA合成と細胞分裂の抑制が見られ、細胞が4倍体に移行することを見出した。ヒトweelのプロモーター配列を決定したところAP-1サイトが存在しており、c-fos遺伝子過剰発現時におけるweel亢進はc-Fosのweelプロモーターへの直接作用である可能性が示唆された。私どもはまた、RA全体を鳥瞰しこれを駆動する因子を明らかにする目的で、RAの遺伝素因について、全染色体に分布する総計358箇所のマイクロサテライトマーカー部位を指標にマイクロサテライトマーカーによる家系解析を行い、Lod値が3を越えて有意である第一染色体D1S214、第8染色体D8S556、X染色体DXS1232の合計3つにRAの疾患遺伝子座位を特定し、さらに同一手法により部位を詳細に特定した。以上の結果を踏まえて現在、特定した疾患遺伝子座にある遺伝子をradiation hybrid mappingと定量PCRで詳細に検索しており、予備的ではあるが現在3つの中の2つの遺伝子座において候補遺伝子が検出されており、現在この確認と同定を急いでいる。
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