RA骨髄より樹立されたEBウイルス産生株(セタ3)より得られたEBウイルスとB95-8のEBウイルスのバーキットリンパ腫由来EBVマイナス株BJABと昨年度までに樹立したRA滑膜表層細胞株(RASCT-11)への感染に成功し、in situ hybridizaton法によりEBV encoded small RNA(EBER)-1を検出した。現在、蛋白発現とaffymetrix社製DNAチップを利用しEBVのRA株、B95-8株による滑膜表層細胞、B細胞での遺伝子発現の相違を検討する予定で、DNAチップの機器設定の条件と操作法の準備を行った。 蛍光differential display法で検出した新規遺伝子Tag(遺伝子断片)のうちヒト内在性レトロウイルスに相同性を持つ遺伝子のRT-PCR法による半定量を行った。現在、Perkin Ermer社製real time PCR定量の機器(PE7700)を使用し確定的な発現遺伝子の定量を行う予定で条件の設定を終了した。
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