研究概要 |
1.遺伝子変異検出法の確立 本年度は、polymerase chaine reaction(PCR)を用いたamplification refractory mutation system(ARMS)法を用いて、unlceotide 46,79,523の検出法を確立した.方法の精度を確認するため、di-deoxi法を用いたdirect sequenceにより26名のDNA配列を解析し、ARMS法の結果と比較し、ARMS法により正しく遺伝型が検出できることを確認した. 2.健常者と気管支喘息患者における各遺伝子変異の頻度の検討 当科外来通院中の気管支喘息患者178名、検診受診者および正常ボランティア150名の末梢血白血球からDNAを抽出し、ARMS法を用いて、3ケ所の変異(nucleotide46.,79,及び523)の遺伝子型を決定した.現在、気管支喘息患者と健常者での遺伝子型の差、気管支喘息の病態と遺伝子型の関連性などに関する検討を行っている.
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