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1999 年度 実績報告書

毛成長の制御機構:毛母細胞を標的とする生理活性分子のプロセシングと情報伝達

研究課題

研究課題/領域番号 09470193
研究機関順天堂大学

研究代表者

小川 秀興  順天堂大学, 医学部, 教授 (30053151)

研究分担者 矢口 均  順天堂大学, 医学部, 講師 (60191095)
坪井 良治  順天堂大学, 医学部, 助教授 (70221421)
キーワード毛成長 / 毛包 / HGF / HGF activator / ケラチン / CDK inhibitor / プロテアーゼ / プロテアーゼ・インヒビター
研究概要

平成11年度は本研究の最終年度である。残された研究課題にチャレンジしたが、難易度の高い実験や他との調整を要する実験を予定したため、必ずしも今回の報告書に盛ることができない部分も生じた。
1.ヒトと羊のhigh sulfur protein B2のcDNAを利用してプライマーを作製し、ラットのgenomic libraryをスクリーニングしてhigh sulfur protein B2EとB2Fの遺伝子配列を決定し、その性状を明らかにした。
2.マウスおよびヒトの、ある種の細胞成長因子受容体のcDNAに基づき10mer以上のantisense primerを用意し、このオリゴヌクレオチドがマウス器官培養法やマウス背部皮膚において毛の周期的成長を促進するかどうか検討中である。現在まだ発表できる確定的な結果を得ていない。
3.すでに我々はHGFをマウスの皮内に注射すると毛包の成長期が延長し、休止期から成長期への誘導がある程度可能であることを報告した。しかし、HGFは分子の大きさが84kDaで皮膚から直接吸収されるには大きすぎる。そこでHGFをphosphatidylcholineを基にしたliposomeに包埋した。現在その条件を検討中で、安定して動物の毛包内に分布させ得る条件が整い次第、毛成長促進効果を検討する予定である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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