• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

周術期の胆汁うっ滞における毛細胆管運動変化と肝細胞膜上特異的リセプターの消長

研究課題

研究課題/領域番号 09470256
研究機関札幌医科大学

研究代表者

平田 公一  札幌医科大学, 医学部, 教授 (50136959)

研究分担者 桂巻 正  札幌医科大学, 医学部, 講師 (50253993)
三高 俊広  札幌医科大学, 医学部, 講師 (50231618)
高後 裕  旭川医科大学, 医学部, 教授 (10133183)
望月 洋一  札幌医科大学, 医学部, 教授 (40045381)
キーワード胆汁うっ滞 / 毛細胆管 / 肝細胞 / 周術期 / サイトカイン / 感染症 / ヒトAGP / AGPR
研究概要

平成9年度における研究実績については以下の如くであり、当該・年度の研究計画をほぼ達成しえている。
(A)肝細胞膜上リセプターアッセイ系の確立
・研究組織のメンバーである平田と高後は、ヒトacialoglycoprotein(AGP)に対するリセプター(AGPR)についてのアッセイシステムを作成することを成功し確立した。得ることのできた単クローン抗体については現在なおその安定性・種交叉性・特異性などを検討している段階にある。より精度の高いシステムづくりのため、念のために他の単クローン抗体を得ることを目的として、単クローン抗体作成を継続中である。とはいえ特異的なアッセイシステムをほぼ完成しえたと考えられる。
(B)In vitroにおける毛細胆管運動測定システムの確立ヒト肝細胞を手術材料より得てcouplet細胞で構成される毛細胆管を培養条件で観察する目的で分離を試みているが、困難な状況にある。In vitroでラット肝細胞を長期培養することによる毛細胆管運動観察のための肝細胞分離と培養条件設定については完成した。培養中の細胞を対象とした運動能を継続的に撮影するシステムについては望月、三高の協力を得て条件を設定しつつある段階にある。本研究の請求備品である顕微鏡システムは有用であることを確認しつつあるが、培養器内と外の培養条件環境の変化についてのartifact防止対策を検討中である。平成10年6月までにモデルは完成すると推定している。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 水口徹,平田公一: "スーパー肝細胞" Surgery Frontier. 4・1. 61-65 (1997)

  • [文献書誌] 平田公一: "老年者の術後生体防御機能低下とその予防対策" 外科. 59・2. 140-145 (1997)

  • [文献書誌] Kimura H,…,Hirata K,…et al: "Bacterial lipopolysaecharide reduced intexstiral barrier function and oltered localization of 7H6 antigen・・・" J Cellular Physiol. 171. 284-290 (1997)

  • [文献書誌] Katsuramaki T,…,Hirata K,et al: "Early detection of qraft function using hepatic venous oxygen saturation in pig liver transplantation" Transplantation. 64・2. 360-362 (1997)

  • [文献書誌] 桂巻正 平田公一, 他: "肝切除周術期における残肝機能指標としてのHDC-2〓" 肝臓. 38・7. 473-474 (1997)

  • [文献書誌] Yamaguchi H,Hirata K,: "Effects of hypoxia-reoxygenation on isolated liver non-parenchymal cells" J Hep Bil Pancr Surg. 4. 322-331 (1997)

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi