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1998 年度 実績報告書

胸部大動脈瘤に対する血管内・外ステント挿入と分子生物学的DDSによる新しい治療

研究課題

研究課題/領域番号 09470277
研究機関大阪大学

研究代表者

平田 展章  大阪大学, 医学部, 助手 (70283752)

研究分担者 西村 元延  大阪大学, 医学部, 助手 (90291442)
澤 芳樹  大阪大学, 医学部, 講師 (00243220)
大竹 重彰  大阪大学, 医学部, 講師 (50243209)
松田 暉  大阪大学, 医学部, 教授 (00028614)
キーワード大動脈瘤 / ステントグラフト / HVJ-liposome法 / 遺伝子導入
研究概要

研究業績の概要
平成10年度も、血管外ステント挿入による人工血管置換術への前段階として、引き続き経内視鏡的あるいは外科的血管内動脈ステントの臨床応用を施行した。ステントグラフトとしてはハンドメイドのSpiral Zstcnt graftを用い、high riskで従来の方法による人工血管置換術の適応外であった症例(胸部大動脈瘤6例、腹部大動脈瘤4例)に対し、血管内動脈ステントを留置し、いずれも良好な成績を得ている。今後経内視鏡的に挿入可能な血管外ステントを開発し、血管壁の損傷の有無、血管径とステント径の関係などを動物モデルを用いて慢性期も含めて検討し、血管内・外ステント挿入による人工血管置換術の手術手技を確立させる予定である。また、臨床研究の面では軽度大動脈拡張病変症例を現在引き続きfollow up中であり、今後症例を重ねていかなる症例において病変が進行したかを明らかにし、大動脈形成に関与した因子を評価し明らかにする予定である。基礎研究の面では平成10年度では、HVJ-liposome法によりヒト大伏在静脈グラフトへ遺伝子が導入可能であることを報告した。また、イヌの冠状動脈内へHVJ-liposome法を用いて注入した遺伝子が血管内皮および心筋細胞の核内に導入されることをすでに確認しており、今後イヌの大動脈拡張病変モデルを作成し、この軽度拡張病変に対して防御因子を遺伝子あるいはアンチセンスにより胸腔鏡下に血管壁へ導入可能とする安全でかつ高効率のdrug delivery systemを開発する予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] M.Nishimura: "Endorascular steut graft placement for patients with aortic anenrysm and end-organ dysfunetion" ASAIO Journal. Vol44, No.5. 511-515 (1998)

  • [文献書誌] Y,Sawa: "Efficient transfer of oligonucleotides and plasmid DNA into the whole heart throngh the coronary artery" Gene therapy. 5. 1472-1480 (1998)

  • [文献書誌] Hong-zhi Bai: "Gene transfer to vein graft wall by HVJ-liposome method Time course and localization of gene expression" Ann thorac surg. 66. 814-820 (1998)

  • [文献書誌] Hong-zhi Bai: "Inhibition of intimal hyperplasia after nein grafting by in vivo transfer of human senescent cell-dertued inhibitor-1 gene" Gene therapy. 5. 761-769 (1998)

  • [文献書誌] H.Iwazawa: "Succeelar aneurysm in the nyht-sided aortie arch A successfuley corrected cale" Journal of rascular surgery. 25. 941-944 (1997)

  • [文献書誌] S.Taketani: "Idiopathic ltiae anterial aneurysm in a child" Journal of pediatric surgery. Vol32, No10. 1519-1521 (1997)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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