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1997 年度 実績報告書

頭蓋内胚細胞性腫瘍の悪性転換に伴って発現する未知の遺伝子の単離と解析

研究課題

研究課題/領域番号 09470291
研究機関新潟大学

研究代表者

鷲山 和雄  新潟大学, 脳研究所, 助教授 (00183715)

研究分担者 薄井 宏  新潟大学, 脳研究所, 助手 (20192510)
熊西 敏郎  新潟大学, 脳研究所, 教授 (40018601)
キーワードintracranial germ cell tumor / AFP / HCG / Cytokeratin / tumor suppressor gene
研究概要

頭蓋内胚細胞性腫瘍の悪性化に関与する遺伝子を単離することを最終目標として、今年度は、輪唱的に悪性転換をきたした頭蓋内胚細胞性腫瘍由来の細胞株の既知の腫瘍マーカー蛋白の発現状況を確認したうえで、既知の癌抑制遺伝子の構造異常の有無を検索した.
対象として、我々が樹立株化した胚細胞性腫瘍細胞株の4株を用いた.培養下あるいはヌードマウス皮下移植下において、腫瘍マーカー蛋白としてCytokeratinが全株で、AFPが3株で、HCGが1株で発現していることが、EIA法、Western Blot法および免疫組織化学法により確認された.
検索した癌抑制遺伝子としては、転写調節因子として細胞の増殖に深く関与しているp53、p16、p15、MMAC1/PTENについて遺伝子変異の有無を検索した.p53はexon4から9までをPCR-SSCP法にて検索.p16はexon1から3までをSouthern Blot法で検索.更にexon1から2をPCR-SSCP法で検索.p15はexon1をSouthern Blot法で検索.MMAC1/PTENは3´non-cording領域をSouthern Blot法にて検索.更にexon5、7、8、9をPCR-SSCP法で検索した.しかしこれらの癌抑制遺伝子の変異は認められなかった.現在Northern Blot法にて遺伝子の発現状況を検索中である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Washiyama,K.et al: "Establishment of Four Cell Lines Derived from Human Intracranial Germ Cell Tumors" Brain Pathology. 7(4). 1189 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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