研究課題/領域番号 |
09470316
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
坪山 直生 京都大学, 医学研究科, 講師 (90261221)
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研究分担者 |
滋野 長平 京都大学, 医学研究科, 助手 (30170864)
細川 昌則 京都大学, 再生医科学研究所, 助教授 (00127135)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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キーワード | 骨粗鬆症 / モデル動物 / 遺伝的背景 / QTL解析 |
研究概要 |
平成9年度までの結果で、SAMP6のlow peak bone massに連鎖するQTL(quantitative trait loci)が第11、13、X各染色体に存在することが示された。そこで、平成10年度は、最大のlod scoreを示す第11染色体上のcandidate geneの一つであるG-CSFのgenomeの塩基配列を決定したが、差は見られなかった。現在、同染色体上のchondroadherinのcDNA塩基配列をシークエンス中である。今のところ決定的な異常は認められていない。原因遺伝子が既知のものでない可能性も考え、その場合の遺伝子単離に必要なpositional cloning の前段階として、polygene系の遺伝形式であるSAMのシステムをsingle gene系の遺伝形式に変換するために、各々の染色体について変異のあるQTLを一つずつ持つinterval-specific congenic mouse各系統の作製を開始した。SAMP6と高骨量系マウスSAMP2のF1交雑マウスから、QTL領域の3つのマーカー(約20cMのinterval)による選択を行いながら、連続7回親系統にbackcross交配して、第11、13、X各染色体で一つのQTLを含むSAMP2のbackgroundをもつ系統、SAMP6のbackgroundをもつ系統の2系統、合計6系統を作製中である。現在、ヘテロになっているN7同士を交配させて作った、マーカーの対立遺伝子がホモであるN7F1が数匹完成した。さらに匹数が増えたところで、各系統骨量測定を行うことで先の連鎖解析の結果を再確認し、原因遺伝子がinterval内に存在することを証明する。
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