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1997 年度 実績報告書

頸椎部脊髄症に対する頸部脊柱管拡大術の生体力学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 09470318
研究機関山口大学

研究代表者

河合 伸也  山口大学, 医学部, 教授 (70034965)

研究分担者 森脇 透  山口大学, 医学部・附属病院(臨床), 医員
キーワード頸椎 / 脊柱管拡大術 / 実験的鏡視下手術 / 生体力学 / 有限要素解析
研究概要

研究実績の概要
3年計画の研究の初年度として、まず動物実験においてサル及び家兎における頸部の脊柱管拡大術の手技の習熟に努めている。基本的な手技は臨床例と同様であるが、対象が小さいので、顕微鏡下に実施しており、使用器具についても工夫を重ねながら、次第に習熟してきた。頸椎椎弓を拡大し、固定する操作が難しく、微妙な技術の習熟に時間を要した。サルについては手技的に確立しており、現在のところ経時的に頸椎標本を摘出し、生体力学的検討を行うために冷凍保存している。家兎についても同様に手技的な問題はほぼ解決しており、現在は鋭意その標本を作成中である。ちなみに現有している力学的圧縮機を用いて、試行的に予備実験を行ってみたが、十分に実験が遂行できる見通しであり、今後は標本をまとめて一括・集中して力学的分析を行うこととしており、現在その元標本を蓄積している。
コンピューターによる有限要素解析については着実に進んでおり、人頸椎の3次元立体モデルを作成しつつある。材料定数、荷重条件、支持条件については工学部機械工学の方々のご意見を参考にしながら、実施している。すでに腰椎に関する基本的なデーターについては過去に研究を行った実績があり、その原則を活用して頸椎に関する諸条件を決めつつある。現在は人のデーターと実験動物のデーターを比較している。有限要素解析は思ったよりも時間を要しているが、来年度にはかなりな成果が得られる見通しである。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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