• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

副作用のない麻酔薬をめざして:デクスメデトミジンのアドレナリンレセプタの結合部位

研究課題

研究課題/領域番号 09470335
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

溝部 俊樹  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (50239266)

研究分担者 青木 祐司  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (90260794)
田中 義文  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (50079935)
キーワードアドレナリン受容体 / α_2作動薬 / 静脈麻酔薬 / デキサメデトミジン / 組み換え遺伝子操作
研究概要

7つある細胞膜貫通領域(TMD)のいくつかがそれぞれα2Aとβ2のadrenoceptorからなるchimeric receptorを8つrecombinant DNAtechniqueを用いて作った。これをCOS7 cellにDEAE dextranを用いてtransfectionし、そのcell membraneを使ってdexmedetomidineのbinding assayを行いKi値を求めた。この結果、dexmedetomidineはα2Aadrenoceptor上のTMD#2,6,7にbinding sitesを有していることが判明した。
この結果は平成9年10月のASA(American Society of Anesthesiologists,San Diego)において発表した。
平成10年度は上記の結果を踏まえ、mismatched primerを使ったPCRによりpoint mutationを行ったmutant receptorを作成しTMD#7上のbinding site(binding amino acid)を同定する予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 溝部俊樹: "アドレナリン受容体とα_2作動薬 1:アドレナリン受容体の分子薬性学" 麻酔. 46・5. 650-657 (1997)

  • [文献書誌] 溝部俊樹: "アドレナリン受容体とα_2作動薬 2:アドレナリン受容体の構造と機能" 麻酔. 46・6. 770-776 (1997)

  • [文献書誌] 溝部俊樹: "アドレナリン受容体とα_2作動薬 3:ノックアウトマウスとノックダウンラットによる受容体サブタイプの機能解析" 麻酔. 46・7. 934-941 (1997)

  • [文献書誌] 溝部俊樹: "アドレナリン受容体とα_2作動薬 4:α_2作動薬の臨床薬性学"

  • [文献書誌] Toshiki Mizobe, et al.: "Where does dexmedetomidine bind on the α_2 adreno ceptor?" Anesthesiology. V87・3A. A701 (1997)

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi