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1997 年度 実績報告書

眼ウイルス感染症の病態におけるT細胞の役割について

研究課題

研究課題/領域番号 09470379
研究機関大阪大学

研究代表者

井上 幸次  大阪大学, 医学部, 講師 (10213183)

研究分担者 林 皓三郎  神戸環境保健研究所, 所長 (20012726)
永江 康信  大阪大学, 医学部, 助手 (20263288)
下村 嘉一  大阪大学, 医学部, 助教授 (20162737)
キーワード角膜ヘルペス / T細胞 / 単純ヘルペスウイルス / サイトカイン / インターフェロンγ / インターロイキン4 / Th1細胞 / Th2細胞
研究概要

1.herpes simplex virus(HSV)抗原刺激に対するヒトT細胞反応性をみる実験系の確立
正常コントロール者(HSV抗体陰性者と陽性者)より末梢血を採取しlymphocyte separation mediumを用いて末梢血単核球層を回収し、羊赤血球を用いたロゼット法にてrosetting cellとnon-rosetting cellに分離した。後者に各種multiplicity of infection(MOI)でHSVを感染させた後γ線を照射したものを抗原提示細胞として用いてrosetting cell(90%以上がT細胞)と混合培養した後、上清中に分泌されるIFN-γの値をELISAで測定した所、抗体陽性者は100pg/ml以上のIFN-γを産生し、特にMOI5で良好な反応を示したが、抗体陰性者はほとんどIFN-γを産生しなかった。
角膜ヘルペス患者末梢血T細胞のサイトカイン・プロフィール
上記の実験系を用いて活動期・鎮静期の上皮型・実質型角膜ヘルペス患者の末梢血T細胞を採取・培養し、Th1サイトカインの代表であるIFN-γとTh2サイトカインの代表であるIL-4の培養上清中濃度を測定した。その結果、非感染のnon-rosetting cellで刺激した場合は2.21±1.94pg/mlのIFN-γ産生しか認めなかったが、MOI5で感染させたnon-rosetting cellで刺激した場合は129.3±108.9pg/mlのIFN-γ量を示し、有意の上昇を認めた。しかし、IL-4はHSV感染細胞刺激によっても培養液中にほとんど産生されてこなかった。以上の結果よりヒトの角膜ヘルペス患者ではHSVに対するT細胞の反応性がTh1細胞優位となっていることが示唆された。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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