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1998 年度 実績報告書

成熟破骨細胞の骨吸収活性調節機構と受容体型チロシン・キナーゼの関与

研究課題

研究課題/領域番号 09470393
研究機関明海大学

研究代表者

久米川 正好  明海大学, 歯学部, 教授 (40049367)

研究分担者 須田 年生  熊本大学, 医学部, 教授 (60118453)
羽毛田 慈之  明海大学, 歯学部, 助教授 (90164772)
キーワード破骨細胞 / 受容体型チロシンキナーゼ / Gas6 / 骨吸収
研究概要

液性因子による骨吸収活性の調節機構を解明する目的で、受容型チロシンキナーゼおよびそのリガンドに注目、以下の結果を得た。
I. 成熟破骨細胞分離法の確立
10日齢ラビットの長管骨から全骨細胞を採取、コラーゲンゲル上で培養、各種消化液を用いて破骨細胞のみをゲル上に残し、細胞浮遊液の状態で破骨細胞を回収できる系を確立した。
II. 成熟破骨細胞に発現している受容体型チロシンキナーゼ遺伝子の分離
破骨細胞からmRNAを抽出、RT-PCR法を用いて受容体型チロシンキナーゼ遺伝子を増幅、サブクローニングに成功した。またimmunocytochemicalな手法でタンパク質レベルでも受容体型チロシンキナーゼが発現していることを確認した。
III. チロシンキナーゼのリガンドGas 6とPotein Sは直接チロシンキナーゼをリン酸化し、骨吸収を促進することを明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y.S.Nakamura: "Tyro 3 receptor tyrosine kinase and its ligand,Gas6,stimulate the function of osteoclasts" Stem Cells. 16. 229-238 (1998)

  • [文献書誌] Y.Hakeda: "Osteoclastogenesis inhibitory factor(OCID) directly inhibits bone-resorbing activity of isolated mature osteoclasts" Biochem.Biophys.Res.Comm.251. 796-801 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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