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1997 年度 実績報告書

歯冠補綴物作製用CAD/CAMシステムの臨床応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09470430
研究機関北海道大学

研究代表者

疋田 一洋  北海道大学, 歯学部, 助手 (20238281)

研究分担者 依本 卓見  北海道大学, 歯学部附属病院, 助手 (60292033)
上田 康夫  北海道大学, 歯学部, 講師 (30241342)
小林 國彦  北海道大学, 歯学部附属病院, 講師 (20142739)
内山 洋一  北海道大学, 名誉教授 (40005020)
キーワードCAD / CAM / クラウン / ブリッジ
研究概要

本研究で使用する既存の施設としては、光造形装置、歯科用CADシステムを搭載したワークステーションがあり、新たに高速非接触式三次元計測システムを設備し、既存施設との接続を行い、支台歯データの計測・蓄積・設計・転送・加工が可能とした。その結果、高速非接触式三次元計測システムによる計測精度は、±7μm以内に収まることが確認され、本研究の遂行には問題のない精度であることが判明した.また、計測エラーをなくすために従来使用していた黒色石膏を使用しなくても、石膏模型表面に茶色の水性塗料を塗布することにより十分な計測データが得られることがわかった.
そして平成9年度においては、以下の項目について研究を実施した。
1.実際に運用が行われた場合に想定されるデータの送信方法(インターネットを介した遠隔操作等)やデータの活用方法について検討を行った。その結果、技術的には問題のないことが確認され、次年度において実際にデータの送信実験を行う予定である.
2.現在、実際の患者の支台歯のデータを蓄積しており、次年度以降の実験へ活用する。
3.金属・セラミックスなど実際に切削加工試験を行い、歯冠補綴物作製用CAD/CAMシステムに適した材料の検討を行った。本年度においては、特に歯冠修復材料の摩耗に関する実験を行い、切削加工用レジンブロックが特に優れた摩耗特性を示した.
4.支台歯時の削除量の計測・判定など、学生教育への応用の基礎データを収集ために、まずメラミン歯を直接計測する方法についての検討を行った。その結果、石膏模型とは異なり、表面に色を塗っただけでは計測エラーが生じるため、セレックパウダーを表面に噴霧することで安定した計測データを得ることが可能となった.

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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