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1997 年度 実績報告書

パ-シャルデンチャーにおける義歯の動揺と床に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09470434
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

水谷 絋  東京医科歯科大学, 歯学部, 助教授 (00014324)

研究分担者 中村 和夫  東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (90172395)
キーワード義歯の動揺 / 部分床義歯 / 義歯床 / 磁場測定
研究概要

本研究は義歯床の設定範囲を義歯の運動エネルギーから捉えようとするもので、義歯床の大きさを段階的に小さくしていった場合、義歯の沈下、浮き上がり、横揺れ等の動きはどの様に変化するかを把握し、義歯の動揺を容認出来る範囲で義歯床を可及的に小さくしようとすることを目的としている。義歯の動きについては磁性アタッチメントのキ-パ-と磁石構造体との間の漏洩磁場を微小磁場測定装置を使用して測定することで義歯の動きのエネルギーに換算した。歯科臨床領域で使用されている磁性アタッチメントを応用したのは、口腔内は通常の義歯を装着している状況と変わらず、咀嚼、嚥下、発音等の運動がスムースに行えるからである。しかし、磁性アタッチメントは閉磁路構造のため、義歯の動きにともなう漏洩磁場は非常に小さく、最初に計画した磁気センサMC-10では磁場の測定が満足にできなかった。そこで感度を上げた磁気センサMC-10Sに変更して、義歯の動きを測定しようとしている。感度を上げると、微小磁場は測定できるがノイズも広いやすくなるのでシールドルーム内での実験となるのやむを得ないところである。また、義歯内に取り付けられたマグネットをそのままターゲットとしているわけであるが、これが汚れるため再現性に乏しく、経時的な研究には不向きである。そこで、当初の計画を変更して、ターゲットとして磁性アタッチメントを使用せず、小型で高性能な磁石を義歯に取り付け、センサもMIセンサというこれまでのものと違ったものを使用しての磁場測定、義歯の動揺測定も平行して行う予定である。当初の計画よりも若干遅れてはいるが、ターゲットとセンサさえ決定すればあとは測定するだけであり、計画遂行上支障はない。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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