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1998 年度 実績報告書

下顎位・下顎運動の変化が接地足蹠の圧力分布に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 09470443
研究機関日本歯科大学

研究代表者

森田 修己  日本歯科大学, 新潟歯学部, 教授 (40060438)

研究分担者 清水 公夫  日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (30267265)
渡辺 秀昭  日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (70259224)
小司 利昭  日本歯科大学, 新潟歯学部, 助教授 (30178264)
キーワード足底圧 / 下顎安静位 / ガム咀嚼 / 重心動揺
研究概要

足底圧分布測定装置を用いて,下顎機能運動時の足底圧分布について研究を行った。被験者は,平衡機能および顎口腔系に自覚的,他党的に異常の認められない6名とした。習慣性の主咀嚼側は明確に自覚しているものとした。下顎機能運動としては,下顎安静位:左右ガム咀嚼について行った。さらにガム咀嚼を習慣性の咀嚼側に分けて分析を行った。その結果,下顎安静位に比較して左右ガム咀嚼の方が重心動揺が減少することが認められた。このことは他の研究者の報告と一致する結果となった。さらに,重心動揺についてXY成分ごとに分析を行った結果,X成分(左右)については下顎安静位と左右ガム咀嚼では有意な差は認められなかった。Y成分(前後)については有意な差が認められガム咀嚼の方が下顎安静位より小さくなった。習慣性の咀嚼側別の分析でも同様の結果が得られたことから,被験者の咀嚼側別の影響はないものと考えられる。さらに,この測定結果を足底圧分布について分析を行った。その結果,下顎安静位に比較して左右ガム咀嚼の方が足底圧を検出したポイント数が多くなった。また,足底圧の大きさについてもガム咀嚼の方が大きくなった。このことは,ガム咀嚼の足底圧分布の変動が大きくなることを示すものである。以上のことから考察すると,ガム咀嚼の下顎の機能的な運動やそれに伴う頭位の変化に対して,足底部でバランスをとっていることが考えられる。
また,マウスガード装着における足底圧についても研究を行った。マウスガードにはADAの定めるType4であるカスタムメイドのものとした。その結果,重心動揺について,下顎安静位とマウスガード装着は有意な差が認められなかった。このことからマウスガード装着による重心動揺への影響は少ないことが明らかとなった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 清水 公夫: "顎機能時の足底圧分布に関する研究-第2報 ガム咀嚼時の身体重心動揺について" 日本補綴歯科学会雑誌. 42・99回特別号. 124-124 (1998)

  • [文献書誌] 清水 公夫: "顎機能時の足底圧分布に関する研究-第3報 ガム咀嚼時の足底圧分布について" 日本補綴歯科学会雑誌. 42・100回特別号. 214-214 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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