研究分担者 |
渡辺 直彦 愛知学院大学, 歯学部・小児歯科学講座, 助手 (70281459)
渥美 信子 愛知学院大学, 歯学部・小児歯科学講座, 講師 (10221045)
小野 俊朗 愛知学院大学, 歯学部・小児歯科学講座, 講師 (90241140)
黒須 直子 愛知学院大学, 歯学部・小児歯科学講座, 助手 (00281478)
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研究概要 |
平成9年度から平成11年度にわたり,以下の項目について調査,分析を行い,その成果を論文発表した.結果の詳細は,別冊報告書に記載してある. (1)各種歯科刺激に対する小児の情動変化:歯科治療器具による各刺激に対する小児のGSRの変化をならびにその変化を規定する心理的要因について分析した. (2)小児の歯科治療時のリラクセーション効果:体感音響装置の使用,不使用による安静時の脳波の観察記録をもとに,リラクセーション効果を比較検討した. (3)歯科医ならびに歯科治療器具に対する小児と母親の恐怖感:歯科医ならびに歯科治療器具に対する小児と母親の恐怖感について,年齢群別,歯科的疼痛体験の有無別,不安の有無別に比較検討した. (4)歯科診療室環境下における小児の呼吸変化:呼吸曲線をもとにして,窩洞形成・充填処置前後の安静時の状態に影響する心理学的要因について検索した. (5)視覚,聴覚を応用した患者の鎮静減痛効果:浸潤麻酔と疑似切削処置における視覚,聴覚による鎮静減痛効果について,容積脈波と呼吸の変化を指標としてコントロール群と視覚群,聴覚群,視聴覚群の比較検討を行った. (6)視聴覚刺激の認知が歯科治療時の疼痛,不快に及ぼす影響:視聴覚による感覚遮断が歯科治療時の疼痛にどの程度影響するかを,容積脈波を指標として分析した. (7)幼少期の治療体験が現在の歯科恐怖に及ぼす影響:幼少期の治療体験(受診態度,拒否行動の有無,抑制治療体験など)が現在の歯科恐怖に及ぼす影響について検索した. (8)歯科治療時の疼痛反応:歯科治療時の疼痛反応についてGSRを指標として,その発現頻度や反応時間をもとに検索した.
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