研究分担者 |
板垣 昭代 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 講師 (60193405)
巻田 ふき 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教授 (90219303)
奥宮 暁子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (20152431)
坂間 伊津美 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助手 (40285052)
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研究概要 |
本研究の目的は,よりよい看護技術を目指して,効率のよい快適な排尿体位を検討するための方法論を確立することにある。 具体的には,体位と残尿量との関係を検討した。 研究方法は,健常女性を対象としてベット上の5体位(0度,30度,45度,60度,90度)に対して床上排尿を行い,残尿量を測定した。結果は,以下の通りであった。 1. 0度から30度程度の仰臥位,半座位では残尿が多い。 2. 座位(90度)では,腹部,臀部に便器があたり身体的苦痛があり,また不安定で上体を支えるのに疲れる。 3. 45度から60度程度の半座位が身体的、精神的な苦痛も少なく残尿も少ない,より効果のよい排尿体位である。 なお,この研究から超音波画像診断装置は対象に対して無痛性,非浸襲性,非感染症という点から,膀胱内残尿量測定に有用であることを示した。 さらに、形態性超音波画像診断装置の看護臨床応用についても検討を試みた。その結果,排尿障害患者の看護アセスメント,ケアに有効であることが明らかになった。
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