研究課題/領域番号 |
09470536
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
蝦名 美智子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (10168809)
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研究分担者 |
中野 綾美 高知女子大学, 家政学部・看護学科, 助教授 (90172361)
筒井 眞優美 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50236915)
村田 恵子 神戸大学, 医学部・保健学科, 教授 (90105172)
鈴木 敦子 大阪大学, 医学部・保健学科, 教授 (50196789)
片田 範子 兵庫県立看護大学, 看護学部, 教授 (80152677)
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キーワード | 子ども / 医療処置 / インフォームドコンセント / 検査 / 小児看護 / 説明 / 納得 |
研究概要 |
今年度の目的は、検査を受ける子どもが実際にどのような説明を受け、またどのように納得しているか/納得しようとしているかについて、子ども側の要因、親側の要因、看護者側の要因、および医師側の要因、さらにそれぞれの関連について質的にデータ収集することであった。具体的には、3〜13歳までの子どもが検査を受ける場面を参加観察すること、および関係者(子ども、親、看護者、医師)をインタビューすることでデータを得た。 現在データ分析中であるが、これまでの主な結果は 1.検査を受けることを知らされた後、幼児は検査を受けるまでの間に「いやだな-」を自由に表現する場合と、一言も検査のことを話題にしない場合がある。今後、この違いが発生する背景と検査中の子どもの すずき あつこ 行動との関係を明らかにする必要がある。 2.親は子どもへの説明は医師が行って欲しいと思っている。 3.看護者・医師は(1)医師自らが子どもに説明する方がいいと考えている場合と、(2)医師は親へ説明し、親が子どもに説明した方がいいと思っている場合に分かれた。(2)の場合、医師と親が、誰が子どもに説明することがより適切であるかについて話し合われた形跡がなく、暗黙のうちに親が説明する役を担つているように見受けた。この部分は今後明確にしていく必要がある。 4.看護者、医師の中には、子どもが身体を動かさずに検査を受けている場合であっても、「泣く」などの情緒的反応がでてくると(1)子どもだからしかたないと見守る場合、(2)「泣く」ことに医療者も情緒的に反応する場合があった。しかし、1、3と4の関連は今後の課題である。 尚、医師も調査対象であったため、調査の同意を得ることに多くの時間を費やす結果となった。
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