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1997 年度 実績報告書

高齢者の総合的QOL(Overall Quality of Life)指標の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09480011
研究機関筑波大学

研究代表者

田中 喜代次  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (50163514)

研究分担者 小林 敏生  東京商船大学, 保健管理センター, 助教授 (20251069)
竹島 伸生  名古屋市立大学, 自然科学研究教育センター, 助教授 (00137126)
浅野 勝己  筑波大学, 体育科学系, 教授 (30015911)
西嶋 尚彦  筑波大学, 体育科学系, 講師 (50202239)
金 憲経  筑波大学, 体育科学系, 講師 (20282345)
キーワード高齢者 / QOL / 身体的活力 / 精神的活力
研究概要

本研究では高齢者が活力ある日常生活を営むのに必要となる身体機能水準(活動体力)の構造を明らかにするとともに、活動体力水準や生活満足度、栄養摂取状態、社会環境、健康状態などを総合的に評価する尺度(総合的QOL指標)を考案中である。体力の中では全身特久性、柔軟性、筋力、平衡性を強調している。全身持久性については、その測定が困難なことから、簡易に評価する新しい手法(3通り)を開発中である。本年度は4項目から簡易に求められる活動体力年齢の算出式を作成した。また、活動体力やQOLを高めるための中高年齢者用のエクササイズ(健康運動)プログラムを考案し、その有効性を検討中である。現在の時点では、高血圧症を有する高齢者に同プログラムが有効であるとの知見を得た。本研究で考案したQOL指数は国民の健康・身体的活力・精神的活力などの水準を推し量る有用な目安となり、暦年齢尺度に変換してその評価結果を個人にフィードバックすれば高齢者でも十分に自己評価でき、ライフスタイルを改善する大きな動機づけにもなろう。QOL診断結果に基づいて個人に合った運動プログラムを処方すれば、寝たきりのような身動きのできない事態の到来を遅延させたり、不自由な老人の数を減らすことになり、社会全体の共通願望である生きがいを顕著に高める方向に貢献できることが期待される。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kiyoji Tanaka: "Responses to Publication of the WHO Guidelines" Journal of Aging and Physical Activity. 5. 84-85 (1997)

  • [文献書誌] 田中喜代次: "高齢者の総合的QOL指標の開発" TARA News. 6. 11-15 (1997)

  • [文献書誌] 田中喜代次: "QOLを高めるための運動処方" 日本健康運動指導士会会報. 36. 2-6 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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