研究課題/領域番号 |
09480013
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
中村 和彦 山梨大学, 教育学部, 助教授 (80217835)
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研究分担者 |
宮丸 凱史 筑波大学, 体育科学系, 教授 (70057115)
植屋 清見 山梨大学, 教育学部, 教授 (70016541)
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キーワード | 高齢者 / 日常生活動作 / 動作様式 / 3次元動作分析 / 観察的評価 / 生活実態 / QOL・ADL / ソーシャルサポート |
研究概要 |
本研究の目的は、成人期以降、特に高齢者の日常生活動作の、下降的変容について実証していこうとするものである。特に1年目の平成9年度においては、地域住民を対象にしたデータから、日常生活動作の変容をとらえる評価基準を設定し、その基準をもとにした日常生活動作の横断的な変容過程を実証することを目的とした。 本年度は、65歳以上の男性・女性の対象者を用い、以下のような測定・調査項目による横断的研究を実施した。 (1)日常生活動作の撮影及び観察的評価 日常生活の中で多く出現する歩行動作・歩きながら物を拾う・物を持ちながら歩く・歩いてきて椅子に座るなどの日常生活にみられる基本的動作を、側方及び後方よりビデオカメラで撮影した。撮影された動作フォームを3次元動作解析による分析の結果から、評価基準となる動作パターン(動作の変容段階)を決定し、それをもとに対象者全員の各動作を分類評価した。 (2)運動実態・運動歴に関する調査 身体活動を伴う労働やスポーツの実施状況、スポーツや体育の好嫌度、及び小学生時代から現在に至るまでの運動歴に関する調査を実施した。 (3)身体活動量(消費エネルギー量)の測定 カロリーカウンターによって高齢者の1日の消費エネルギー量を測定した。 (4)生活実態・QOL・ADL・ソーシャルサポートに関する調査 基本的生活習慣、QOL(Quality of Life)、ADL(Activities of Daily Living)、ソーシャルサポートに関する調査を実施した。
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