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1999 年度 実績報告書

20世紀日本社会における民族スポ-ツの文化変容

研究課題

研究課題/領域番号 09480015
研究機関早稲田大学

研究代表者

寒川 恒夫  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (70179373)

研究分担者 石井 浩一  愛媛大学, 教育学部, 助教授 (60202941)
安冨 俊雄  梅光女学院大学, 文学部, 助教授 (20191132)
瀬戸口 照夫  鹿児島県立短期大学, 教授 (20106040)
宇佐美 隆憲  東洋大学, 文学部, 助教授 (70184463)
キーワード民族スポーツ / 文化変容 / スポーツ人類学
研究概要

研究期間(4年度間)の第3年にあたる本年度は、第1年に作成された民族スポーツ全国分布図に基づいて第2年に調査をおこなった。20都県を除く27道府県について、それぞれ2事例を選び、当該民族スポーツの変容過程調査をおこなった。分担は次の通りである。
寒川恒夫(研究代表者) 北中部2県
瀬戸口照夫 北九州・沖縄4県
安冨俊雄 近畿2府5県
石井浩一 南中部7県
宇佐美隆憲 東北・北海道 1道6県
調査対象事例の選定にあたっては、ボールゲームの概念を拡大することが申し合わされた。すなわち、2つのチームあるいは参加者個々人が互いに1個の物体についてこれを入手しようと競争関係に立ち、その結果、あらかじめ定められた場所に先に当該物体を移動せしめた当事者を勝者とする、そうした事例をボールゲーム型民族スポーツととらえようとするものである。その結果、岡山県岡山市西大寺の会場、広島県佐伯郡厳島神社の玉取、福岡県福岡市筥崎宮の玉せせり、福島県原市の相馬野馬追に出る神旗争奪などが調査対象として選ばれることとなった。従来、日本のスポーツは、とりわけボールゲームにおいて発達が低いことが指摘されていたが、民族スポーツのカテゴリーにおいては、上記のように概念規定をおこなうことで、ラグビーやサッカーに対応する「奪い合い(インターセプト)をともなうゴール型ボールゲーム」の発達が著しいことが明らかにされることとなった。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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