研究課題/領域番号 |
09480018
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
氷見山 幸夫 北海道教育大学, 教育学部・旭川校, 教授 (20142771)
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研究分担者 |
藤田 佳久 愛知大学, 文学部, 教授 (70068823)
尾藤 章雄 山梨大学, 教育学部, 助教授 (40208898)
有薗 正一郎 愛知大学, 文学部, 教授 (30113054)
戸所 隆 高崎経済大学, 地域政策学部, 教授 (80066745)
土居 晴洋 大分大学, 教育学部, 助教授 (40197992)
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キーワード | 土地利用変化 / 土地被覆変化 / モデル化 / 都市的土地利用 / 農村的土地利用 / 林野利用 / 地理情報システム(GIS) / LUCC |
研究概要 |
本研究の目的は、近世末から現代までのわが国の土地利用変化とそれに関わる諸要因を、既に作成済みの土地利用データファイルと新規に作成する要因データファイルを用いて時空間的に詳細に分析し、その成果の上に土地利用変化モデルを構築し、2020年代のわが国の土地利用を予測することである。今年度は6月、9月、1月の3回研究グループ検討会を開催し、最新の研究成果についての情報・意見交換、全体の調整・とりまとめを行なった。主な研究実績は次の通りである: ア) 地図化と時空間分析へのArcView GISの適用に努め、相当の進展をみた。 イ) 土地利用情報システムLUISをArcView GISで扱える形にバージョンアップした。 ウ) 土地利用変化シミュレーションに使用するための社会経済条件・自然条件データベースの整備を進めた。 エ) 既存のモデル化手法の本研究への適用の可能性について広範且つ集中的な検討を行ない、それぞれの手法の長短を明らかにした。 オ) 土地利用分布パターンの変化をシミュレートするための新しい基本モデルを開発した。 カ) 過去の土地利用変化の詳しい実態を知るため、特に近世末の「荒地」の実態の解明、中心-縁辺関係を軸としたマクロな土地利用変化ダイナミズムの解明、政策が果した役割の解明、戦争・天災の影響の解明を行なった。
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