• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

大学間交換授業による教員養成学部物理教育ミニマムを検当する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 09480025
研究機関琉球大学

研究代表者

江尻 有郷  琉球大学, 教育学部, 教授 (70012383)

研究分担者 山下 茂  大分大学, 教育学部, 教授 (00166670)
秋山 博臣  宮崎大学, 教育学部, 助教授 (90202556)
作田 俊美  宮崎大学, 教育学部, 教授 (50112412)
恵下 斂  宮崎大学, 教育学部, 教授
川北 一彦  宮崎大学, 教育学部, 教授 (40040919)
キーワード交換授業 / 物理ミニマム / 教員養成学部 / SCS / ホームページ
研究概要

本研究は、各大学の現有スタッフ、現有機器を中心にして、学生に対して可能な限り広い領域に関わる教育、並びに本質を理解させていける教育を実施するために、物理教育におけるミニマムの教科内容とそれを実現させていく講義・実験等を構築し、それを大学間協力で検討する。協力の方法には各大学の各教官の専門領域に関して、構築された講義・実験内容についてのコンピュータマルチメディア利用の交換授業を試行し、学生にとって興味・関心の持てる講義・実験の開発と問題点を研究していくことを目的としている。
平成10年度は、SCSを利用した大学間交換授業を実施し、その有用性を検討した。 第一回交換授業は、宮崎大学の川北・秋山の提供する「アルミ箔を用いた電気抵抗の測定実験」授業を琉球大学で受信・受講し、第二回交換授業は琉球大学の江尻が提供する「振り子の運動から重力加速度を測定する実験」授業を宮崎大学が受講した。宮崎大学の受講には大分大学の山下も参加した。これらのSCS利用交換授業は、遠隔の大学間の交換授業に大変有効であることが判った。受講した学生も、大きいスクリーンを通して遠隔大学の学生と臨場感をもって意見交換が出来ることに、感銘を深くした様である。なお、大分大学は、SCS施設が今年度中に完成の予定であることから、完成後に、大分、宮崎、琉球の3大学をむすぶSCS利用交換授業を計画している。
他方、物理ミニマム教材に関しては、琉球大・江尻が担当の「力学」分野の授業内容をホームページに掲載し、分担者の意見を求めた。 全体的には、取り組みは平成11年度の課題となろう。 ホームーページのアドレスは
http://ec4.edu.u-ryukyu.ac.jp./-project/
である。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 江尻有郷・米盛徳市 吾瀬来英 田港朝濔: "フレンドシップ事業による環境教育の実践-附属学校とのエラボレーションを通して-" 琉球大学教育学部教育実践研究指導センター紀要. 6. 1-8 (1998)

  • [文献書誌] 江尻有郷・新垣邦宏: "Vacuum UV photoelectric yield and photolamimescence in CsCl and CsBr." Solid State Communications. (出版予定). 1-6 (1999)

  • [文献書誌] 米盛・徳村・江尻: "コンピュータ通信を利用した理科教育学生訓練法の開発" 科教研報(日本科学教育学会). 12. 95-100 (1997)

  • [文献書誌] 川北一彦: "コンピュータ通信を利用した大学間共同授業の開発(簡単な物理実験の試み)" 宮崎大学教育学部附属教育実践研究指導センター紀要. 5. 147-158 (1998)

  • [文献書誌] 川北一彦: "実験結果に対する考察能力に関する研究(1)(大学の初等物理実験について)" 宮崎大学教育学部紀要(自然科学). 84. 7-16 (1998)

  • [文献書誌] 恵下斂・秋山博臣他: "核四極共鳴における試料コイルの充填係数最大にする方法と適用例" 宮崎大学教育学部紀要(自然科学). 84. 1-5 (1998)

  • [文献書誌] 作田俊美・K Nei: "Proc.of Int.Conf.on Undergraduate Physics Education(AIP)" Use of Computers in Undergraduate Physics:A Spreadsheet Analysis for Neutrino, 839-840 (1997)

  • [文献書誌] 山下茂・大岩幸太郎: "地域総合研究論文集「別府湾沿岸地域」" 小・中学校教員に見る情報教育, 12 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2014-10-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi