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1999 年度 実績報告書

授業設計を支援するデータベースの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09480030
研究機関北海道教育大学

研究代表者

山崎 正吉  北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (80107242)

研究分担者 金光 秀雄  北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (20214489)
中村 紘司  北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (40007563)
夏井 邦男  北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (20002561)
山口 好和  北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (30271018)
三橋 功一  北海道教育大学, 教育学部・函館校, 助教授 (40166062)
キーワード授業設計 / 教師の思考 / 教育実習 / 指導案 / データベース
研究概要

本研究は,(1)教師(実習生)の思考を調査して,授業設計などの計画段階において必要とする資料とどのように思考を展開するかを明らかにし,(2)教師が必要とする資料をデータベースに登録して,コミュニケーション・スキルと学習指導案に関する資料を参照して授業の計画を支援するシステムを構築し,(3)授業の目標を達成する授業の流れの制御や生徒の逸脱・問題行動に対して柔軟で適切な対応行動の選択が可能となることを目的としている.
これまでに教師と実習生を対象に授業設計を進める手がかりを調査して因子分析を行い,指導書,生徒の活動,授業のシミュレーションなど13因子を抽出したが、指導教官の授業設計を進める手がかりが配属された実習生のそれに及ぼす影響の大きいことや、経験年数により授業設計を進めるときの手がかりに違いがあることを明らかにした。
授業は、計画や予測の範囲内で行われるだけでなく、そこには生徒の逸脱・問題行動が発生することが多い。それらに対応するため叱るという制御行動が必要となる。このときにどのような表現パターンがあり、それに対してどのような反応行動が取られるかを予測することが重要である。ここでは、親がどのように叱るとどのように反応するか分析した。
授業設計は、自分が行った授業の内省や評価だけでなく他の教師の行った授業の観察によっても大きく影響される。授業を分析・評価するために行われている直接的観察法を日常的観察法と組織的観察法の二つに区分し、さらにそれぞれの代表的方法を取り上げ分析し比較し、目的や場面に応した適切な観察法についてまとめた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 山崎正吉,岡本敏雄 他: "学校教育とマルチメディア-人工知能・認知科学・教育工学における現状と課題-"教育心理学会年報. 38. 8-13 (1999)

  • [文献書誌] 山崎正吉,大沢潤子: "親の叱りことばに対する子どもの言語反応"北海道教育大学函館校 教育情報科学. 27. 13-22 (1999)

  • [文献書誌] 山口好和: "放送番組を活用した教材資源ライブラリーとその利用法の開発"北海道教育大学函館校 教育情報科学. 27. 93-100 (1999)

  • [文献書誌] 山崎正吉,三橋功一 他: "教育実習校における教師と実習生の授業設計の手がかりの比較"日本教育工学会 第15回大会講演論文集. 187-188 (1999)

  • [文献書誌] 三橋功一,山崎正吉 他: "教職経験による授業設計の手がかりの変化"日本教育工学会 第15回大会講演論文集. 189-190 (1999)

  • [文献書誌] 三橋功一: "教育実践における観察と記録の方法"北海道教育大学函館校 教育情報科学. 28. 49-63 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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